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見城徹

[噂の眞相]に書かれたことは本当のこともあったし、デタラメなこともあった。正確に言えば、僕の場合は一つの記事の中に本当と嘘がいつも入り混じっていた。角川書店のサラリーマン時代、[噂の眞相]の記事のせいで何度か辞表も書いた。僕はサラリーマンとしては派手過ぎたんだと思う。臆面もなく言うが、僕は仕事で巨大な結果を出し続けていたし、長年の恋人はテレビに何本かのレギュラーを持つ有名人だった。書かれて何度も困ったが、憎いと思ったことは一度もない。本当でも嘘でも記事の視点にエスプリがあった。インテリジェンスがあった。人生対する独特の構えがあった。廃刊を聞いた時、がっかりした覚えがある。わざと真実をズラす手法はかえって真実の背後にあるものを鮮やかに照らし出した。それは書かれた者にしか解らない。[噂の眞相]はジャーナリズムというよりは強い信念に貫かれたゴシップ誌だったように思う。[噂の眞相]のような複雑な雑誌はもう二度と出て来ないだろう。

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見城徹のトーク
トーク情報
  • 見城徹
    見城徹

    大滝詠一[Tシャツに口紅]。加山雄三[恋は紅いバラ]。聴きながら悶絶しそう。

  • 見城徹
    見城徹

    佐野元春[彼女はデリケート]→杉真理[夢みる渚]→大滝詠一[オリーブの午后]と来たらもう堪らん。ナイアガラ・トライアングルVol.2、最高。これらが40年以上前の曲とは信じられない。

  • 見城徹
    見城徹

    2025年2月13日。
    大阪で[mikami limited 50]を営む鮨職人・三上雅博がリトークしてくれた2021年6月の僕のトークです。↓

  • 見城徹
    見城徹見城徹

    何もかもが憂鬱な朝だ。「憂鬱でなければ、仕事じゃない」と呟いてみてもその憂鬱さに押し潰されそうな自分がいる。何もかもが嫌になる。世の中から消えてしまいたい気持ちの朝。
    70歳。生き過ぎたのか?度を超えて生きたのか?人と関わらない。人を信用しない。人に期待しない。そうすれば楽になる。目立たない静かな老後。海辺の家。音楽を聴き、映画を観て、読書をする。トレーニングのあとは海を見ながら酒を飲み、夜になったら近くの海辺のレストランで食事をする。波の音を聴きながら眠りに就く。一歩、踏み出せばそれが出来そうな気がする。そう考えながら今日も地獄を這いずり回るしかない。

  • 見城徹
    三上雅博三上雅博


    おはようございます。
    2021年6月の親父の投稿のリトークです。

    毎朝目が覚めると憂鬱な一日が始まる。
    きっとこの憂鬱は生きている限り続くのだ。
    横になるのは死んでから、思う存分したら良い。だから立つ。戦う。まだ自分との決着はついていないのだから。微笑み浮かべて死ぬ為に、今日という一日を必死に生きるしかない。

    本日も皆様、宜しくお願い致します。

  • 見城徹
    見城徹
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    左から博報堂DYミュージック&ピクチャーズ・小山洋平、僕、GENDA・佐藤雄三、チョコレイト・渡辺裕介。