見城徹のトーク
トーク情報見城徹 見城徹見城徹 おはようございます。身体の衰えを痛感する日々です。一番ショックなのはベンチプレスのMAXの重さが35kgも減ってしまったことです。右肘の炎症はありますが、いくら何でもこれは劇的で、酷過ぎる。落ち込みます。いつかは止めなければならないウェイト・トレーニング。どうやって筋肉を落として行くかを考えなければならない年齢に来ているようです。毎日が筋肉痛でなければ気が済まない今までの自分も異常ですが、筋肉が落ちて行く自分を受け入れるのも異常です。身体だけでなく全てを収束に向けて調整するのは覚悟はしていたもののやっぱり辛い。自分が引き千切られる感覚です。自分の人生を収束に向けて調整しながら、戦いも続ける。前に進む。この絶対矛盾を切り裂いて今日も生きます。
I Will Go to War!見城徹 藪 医師(中山祐次郎)藪 医師(中山祐次郎) 映画が始まってから、12時間以上経ったいまでもまだ静かな感動に包まれています。
横田慎太郎の幼少期から、挫折、そしてプロ入り。懐かしい鹿児島の景色と共に、あっという間に物語に入り込みました。手元のティッシュで目をおさえながら、最後まで観させていただきました。隣の、いかにも業界人風の男性もぐすぐす言っておりました。
この物語にはいくつもの軸があります。母と息子。アスリートとプロスポーツ。男たちの友情。切ない恋。そして、わたしにとっては見るのがつらい、若年性のがん。
そのすべてが、ミルフィーユのように重層的に迫って来ます。その中で、安心して私は身を委ね、物語に没入していました。自分と横田慎太郎との境界が溶けていき、曖昧になります。
自分は慎太郎で、慎太郎は自分なのだ。その感覚で、ラストまで走り切りました。見城徹 藪 医師(中山祐次郎)藪 医師(中山祐次郎) 美しいシーンの数々もまた、物語を彩っていました。
降り出したばかりの、グラウンドを濡らす雨粒。
大輪の花火を見上げるアスリートたちのユニフォーム。
青臭い貼り紙だらけの息子の部屋で泣き崩れる母の背中。

