見城徹のトーク
トーク情報見城徹 死ぬために生きる死ぬために生きる 見城さんが[OMAKASE青山ガーデンbyGMO]の「BAR 青山ワイン会」にて飲まれたワイン
左から
ドーヴネ バタール・モンラッシェ 2015
ルフレーヴ シュヴァリエ・モンラッシェ 2018
オスピス・ド・ボーヌ マジ・シャンベルタン 2022
オスピス・ド・ボーヌのマジ・シャンベルタンのエチケット(ラベル)には、GMOインターネットグループの文字が。
オスピス・ド・ボーヌの歴史は、1443年にニコラ・ロラン夫婦が貧しい人々のために開いた施療院から。
治療費が払えない人々にも施療をしていたため、自らが所有するぶどう畑を寄付し、その畑から作られるワインの収益によってその施療院の運営費用をまかなっていた。
ニコラ・ロラン夫妻の慈しみや奉仕の心に感動した人々が、次々とぶどう畑を寄進するようになり、次第にそのワインがオークションにかけられるように。
樽熟成しているワインの樽を落札した人の名前がエチケット(ラベル)に記載される。
ちなみにこのオークションは世界最古のワインオークションとして1851年に始まり、今でも毎年11月第3日曜日に開催されている。
見城さんがブルゴーニュを旅して食べている感覚を覚えるほどの規格外。
圧倒的で尋常ではないこだわり。
どちらのブルゴーニュも旅して食べてみたくなりました。
ぶどう畑の生き生きとした緑、澄み渡る空の青、そしてワインをお持ちになる見城さんの凛としたお姿。
素敵なお写真を有難うございます。
いつか必ず。
今日ももう少しだけやることをやって死ぬ。
夜分遅くに申し訳ございません。見城徹 umiumi ![投稿画像]()
中山祐次郎著[走れ外科医]
本作に登場する向井葵二十一歳(胃癌ステージⅣ)の生きざま、それに公私で伴走する主人公雨野隆治や後輩外科医の西桜寺凛子の言動や心情をなぞりながら一冊を読み終えたことで、グリーフケア(大切な人を失った悲嘆を抱える人に寄り添い、支援するケア)を受けているように癒される側面もありました。また同時に、これから必ず訪れる肉親や自らの死に後悔なく向き合うためのヒントが散りばめられているように思いました。
患者と医者という関係を超えて挑んだ葵と隆治らの富士登山は、そのメタファーでもあるように感じたのです。
そして、雨野先生や佐藤先生の私生活や恋愛も清涼感とともに描かれていて、こんな私でもキュンとして心が澄んでいくようでした。
どの登場人物の公私も粒立って輝いて映るのは、藪先生がかつて是が非でも立ちたかった外科医という未来にいま立っているからなのでしょうか。その実践の中にあってこそ生まれる輝きに満ちた言葉(物語)=命が、読者の心を揺らしては、読者の日々をも変える。
変化を優しく急きたてる。
周回遅れの[泣くな研修医]シリーズ読書、皆さんに追いつけるようにわたしも走ります🏃♀️➡️見城徹 藪 医師(中山祐次郎)藪 医師(中山祐次郎) umiさん、本当にありがとうございます。
ここでだけ、本音を申せば、この「走れ外科医 泣くな研修医3」は、自分のために、自らのグリーフケアのために書いたのです。苦しい執筆でした。ですが、作品の中で私は「葵」とまた会うことができました。書いている日々は、まるで死者を蘇らせたかのように、空想の中で、楽しく会話をしたり、どこかに出かけたりをしていました。
ですが、この次の作品で……
ここから先はまた。
お読みいただき、感想までお聞かせくださり、本当に嬉しいです。

