ラストバンカー見城さんの「たった一人の熱狂」で中上健次さんを知りました。 それから、「岬」、「地の果て至上の時」、「枯木灘」、「奇跡」を読み、すっかり「紀州のサーガ」に魅了されました。 見城さんが中上氏を、過剰さと欠落に挟まれ血管の中には自らが溜め込んだどす黒い血がグルグル循環し カサブタを自ら剥ぎ取って膿を出すのに呻吟し、強烈な葛藤を抱えていたと評すように作品からはものすごい エネルギーを感じ取りました。
見城徹のトーク
トーク情報見城徹 ジョージジョージ 今夜は仕事仲間と【竜二Forever】を観た。
言わずと知れた【竜二】を素材に内側から描いた作品。
見城さんももちろん関わっている。
2002年の公開当時「えっ?高橋克典が金子正次?ちょっと合わないんじゃない?」と思ったが、摩訶不思議。
この映画を観ていると、高橋克典が金子正次にしか見えなくなってくる。
キャストもかなり豪華。
石田ひかり、香川照之、高杉 亘、木下ほうか等等。
【竜二】の奥深さが分かる作品です。
竜二好きにはおすすめです😄
竜二の名台詞を起こしておきます。
花の都にあこがれて、飛んできました一羽鳥。
ちりめん三尺ぱらりと散って、花の都は大東京です。
金波・銀波のネオンの下で、男ばかりがヤクザでもありません。
女ばかりが花でもありません。
六尺たらずの五尺のからだ、 今日もゴロゴロ明日もゴロゴロ、ゴロ寝さ。
まようわたくしにもたった一人のガキがいました。 そのガキも今は無情にはなればなれ、
一人淋しくメリケンアパ-ト暮らしよ。
今日も降りますドスの雨。
刺せば監獄刺されば地獄。
わたくしは本日ここに力尽き、引退いたしますがヤクザモンは永遠に不滅です。