ログイン
詳細
見城徹

僕は1950年12月29日、静岡県清水市吉川450の小糸製作所静岡工場の社宅で生まれた。[静岡県清水市]であって断じて[静岡市清水区]ではない。生まれて3日目に人生1回目の正月を迎えた。つまり、1951年を迎えた。もうすぐ69回目の正月を迎える。つまり2020年を迎える。その3日前に僕は69歳になる訳だ。クリスマス→誕生日→年末→正月と続いてなんだかいつも慌ただしい。今年も変わりなく過ぎて新しい年を迎える筈だ。後何年生きられるだろう?毎日のように考える。切なくなる。涙が出たりする。やがて最後の一瞬が来る。その時、微かに笑いたい。[ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ]。ラストシーンのデニーロの微笑み。「人生なんてこんなもんだ」「人生これでいいんだよ」そう言っているように僕には思えた。最後の最後での自分の人生への微かな肯定。狂わなけば生き抜けなかった人生を僕は微かに肯定出来るだろうか?

前へ次へ
見城徹のトーク
トーク情報
  • 見城徹
    見城徹

    おはようございます。12月27日。大阪で[mikami limited 50]を営む鮨職人・三上雅博がリトークしてくれた2020年4月の僕のトークです。↓

  • 見城徹
    見城徹見城徹

    えんじゆの並木路で 背をおさえつける
    秋の陽のなかで
    少女はいつわたしとゆき遭うか
    わたしには彼女たちがみえるのに 彼女たちには
    きつとわたしがみえない
    すべての明るいものは盲目とおなじに
    世界をみることができない
    なにか昏いものが傍をとおり過ぎるとき
    彼女たちは過去の憎悪の記憶かとおもい
    裏切られた生活かとおもう
    けれど それは
    わたしだ
    生れおちた優しさでなら出遭えるかもしれぬと
    いくらかはためらい
    もつとはげしくうち消して
    とおり過ぎるわたしだ


    小さな秤でははかれない
    彼女たちのこころと すべてたたかいを
    過ぎゆくものの肉体と 抱く手を 零細を
    たべて苛酷にならない夢を
    彼女たちは世界がみんな希望だとおもつているものを
    絶望だということができない


    わたしと彼女たちは
    ひき剥される なぜなら世界は
    少量の幸せを彼女たちにあたえ まるで
    求愛の贈物のように それがすべてだそれが
    みんなだとうそぶくから そして
    わたしはライバルのように
    世界を憎しむというから

               ーー吉本隆明[少女]

  • 見城徹
    見城徹見城徹

    ↑ 僕は美しい瞳をした女性たちと出会うことが出来ない。彼女たちは永遠に僕を理解しない。僕のことを見えない。それでいいのだと思う今この瞬間。

  • 見城徹
    見城徹見城徹

    ぼくはかきとめておこう 世界が
    毒をのんで苦もんしている季節に
    ぼくが犯した罪のことを ふつうよりも
    すこしやさしく きみが
    ぼくを非難できるような 言葉で

    ぼくは軒端に巣をつくろうとした
    ぼくの小鳥を傷つけた
    失愛におののいて 少女の
    婚礼の日の約束をすてた
    それから 少量の発作がきて
    世界はふかい海の底のようにみえた
    おお そこまでは馬鹿げた
    きのうの思い出だ

    それから さきが罪だ
    ぼくは ぼくの屈辱を
    同胞の屈辱にむすびつけた
    ぼくは ぼくの冷酷なこころに
    論理をあたえた 論理は
    ひとりでにうちからそとへ
    とびたつものだ

    無数のぼくの敵よ ぼくの苛酷な
    論理にくみふせられないように
    きみの富を きみの
    名誉を きみの狡猾な
    子分と やさしい妻や娘を そうして
    きみの支配する秩序をまもるがいい
    きみの春のあひだに
    ぼくの春はかき消え
    ひょっとすると 植物のような
    廃疾が ぼくにとどめを刺すかもしれない
    ぼくが罪を忘れないうちに ぼくの
    すべてのたたかいは おわるかもしれない

    ーー吉本隆明[ぼくが罪を忘れないうちに]

  • 見城徹
    三上雅博三上雅博


    おはようございます。
    2020年4月の親父の投稿のリトークです。

    今日も吉本隆明の詩が響く。
    「ぼくが罪を忘れないうちに」は初めて目にしました。一体どんな生き方をしてきたらこんなに心に刺さる言葉を生み出せるのか。
    親父の755で吉本隆明の詩と出会いました。
    それ以来、吉本隆明の言葉は僕の心の深いところに刺さっています。

    今日は昼から企業様のケータリングで鮨を握りに行ってきます。
    皆様、本日も宜しくお願い致します。

  • 見城徹
    見城徹

    昨夜は経営者仲間が70人ぐらいが集まってくれて東麻布の[富麗華]でGMO熊谷主催の僕の誕生日パーティでした。皆さんのお心遣いが身に沁みました。