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見城徹

↑ この引用はどの本からだろう?銀色夏生の文庫書き下ろしは僕が考え、会い、交渉し、企画会議を強引に通した。その時はカドカワの誰も銀色夏生を知らなかった。最初の一冊[これもすべて同じ一日]を出した。売れなかった。二冊目[わかりやすい恋]は銀色夏生の強い希望でデビューしたばかりの森高千里をモデルにして北海道の礼文島で銀色夏生が写真を撮影。それと銀色夏生の詩を組み合わせた。これがジワジワと売れて、やがて爆発した。それに連れて一冊目も売れ出した。三冊目の[LESSON]、四冊目の[Go Go Hevenの勇気]と勢いは加速した。 僕がカドカワを辞めるまで僕は13冊の銀色夏生の書き下ろし文庫を出版し、その全てが100万部を超えている。凄まじい売れ方だった。 僕が編集者としてしたことはたった一つ。 銀色夏生の思い通りに本を作ること。タイトルは勿論、中身から装丁、文字や紙の選択から文字組まで全ては銀色夏生がした。編集者は一切口を出さなかった。いや、出せなかった。こうして100パーセントピュアな銀色夏生の世界が次々と出版されて行った。カドカワの最後の日、僕は銀色夏生と西新橋の「京味」でご飯を食べた。その時、銀色夏生が言ってくれた言葉を僕は忘れない。 『見城さん、今後大変でしょう?お金が足りなかったら言って下さい。私が出します』 勿論、お金を借りることはなかったが、銀色夏生には恩があると思っている。

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見城徹のトーク
トーク情報
  • 見城徹
    見城徹

    おはようございます。2025年6月4日。
    大阪で[mikami limited 50]を営む鮨職人・三上雅博がリトークしてくれた2017年7月の僕のトークです。↓

  • 見城徹
    見城徹見城徹

    自分の土俵にどうやって相手を引っ張り込むか?世の中のルールや常識で戦っても勝ち目は薄い。自分の作り出した仮説や法則、ルールで試合をするなら勝ちは確実に見えて来る。勝ってしまえばそのルールはあたかも当然のような一般のルールになる。勝てば官軍なのだ。常識は自分で作る。そして、自分で作ったルールを自分で壊す。また、作る。それを繰り返していれば人生は面白い。
    [勝てば官軍]。深い言葉だ。

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  • 見城徹
    三上雅博三上雅博


    おはようございます。
    2017年7月の親父の投稿のリトークです。

    「勝てば官軍」。歴史は常に勝者が紡いできた。
    僕みたいな不器用な人間が、皆と同じ土俵で戦って勝てる訳がない。そう思って生きている。けれど誰にも負けたくない。僕の心は矛盾している。負けるが勝ち、逃げるが勝ちと言われても受け入れられずに生きてきた。僕はこんなにも脆くて弱くて情けないのに負けず嫌いの境地にいる。無能な自分と優れた他人を比べても虚しさしか残らない。そもそも同じ土俵で戦おうとするから負けるのだ。自分は自分。他人は他人。自分にしか出来ない事をやる。敵は己の中にいる。昨日の自分にだけ勝てたら良い。だから自分が決めたルールだけは必ず遂行する。孤独の中でただ狂う。

    本日も皆様、宜しくお願い致します。

  • 見城徹
    秋山純秋山純
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