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見城徹

[ディア・ハンター]をまた観た。冒頭の結婚パーティのシーンが素晴らしい。これがその後の全てのシーンに深い陰影を与えている。生まれた以上、人は誰しもが自分の苛酷な運命を引き受けて生きる。それを映像と音楽が重厚かつセンチメンタルに彫り上げる。男と男。男と女。国家と個人。誰のせいでもない、絡み合った諸関係を人は言い訳せずにただ耐える。ニックと向かい合ったロシアン・ルーレットでマイクが思わず発する恋人には言わなかった「I love you !」。そこからは涙が最後まで止まらない。 5月6日。今日もどうしようもなくやるせない人生は続く。I Will Go to War !

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