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見城徹

↑ お三方、有難うございます。 [大河の一滴]は44年前の僕の五木寛之さんに対する25通の手紙から始まっていることは確かです。それがなければ僕は五木さんと知り合っていないのですから。僕はどうしても五木寛之さんと仕事をしたかった。その熱狂だけで毎回徹夜で手紙を書いていました。23年前、幻冬舎を創立して4年ぐらい経ったある日、僕は部下の石原正康と共に五木さんと食事をした後、場所を変えて3人でお茶を飲んでいました。その時、五木さんが自分に言い聞かせるように静かに語った話が発展して[大河の一滴]の出版は決まったのです。[大河の一滴]の「あとがき」にその出版の経緯は書かれています。一冊の名作が世に出るきっかけは不思議に絡まる運命の糸に導かれていると今になって強く思います。

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