石井妙子・著［女帝 小池百合子］がベストセラー街道を爆走している。面白くなって来た。売れれば売れるほどこのノンフィクション作品に描かれた小池百合子の実像を沢山の人々が知り始める。ベストセラーという社会現象で、小池百合子といわば共犯関係を結んで来たテレビ・メディアは動かざるを得なくなる。テレビ・メディアは今こそ小池百合子を検証すべきだ。 そして、小池百合子はこの自分を描いたノンフィクションの著者と出版社を法的に訴えなければ自らの汚名を注げない。 今度の都知事選の焦点は選挙公報に小池百合子は［カイロ大学・卒］と書くか、書かないかだ。書かなければ今までの選挙で小池百合子は違法に当選して来たことになるし、書けば徹底的に検証されなければならない。これは学歴詐称や捏造だけの問題ではない。この作品に書かれた小池百合子の政治活動や人生そのものに検証が必要になるということなのだ。正に小池百合子の［虚飾の履歴書］は今、音を立てて崩れ始めている。