見城徹見城徹2020年10月06日 17:27文芸評論家の小川榮太郎が安倍晋三について書いた[約束の日]のタイトルが素晴らしいとよく言われる。山口出身の吉田松陰が処刑された日が新暦に直すと11月25日。三島由紀夫が憲法改正を訴えて自決した日が11月25日。自民党総裁安倍晋三に追い込まれた民主党の野田佳彦総理が衆議院を解散したのが2012年11月16日だから、それを見越して本のタイトルを[約束の日]とした。吉田松陰、三島由紀夫の血脈を受け継ぐ者として安倍晋三を捉え直したのだ。我ながらいいタイトルだったと思う。