ログイン
詳細
見城徹

欅坂46のドキュメンタリー映画[僕たちの嘘と真実]について書く。 先ず、「サイレント・マジョリティ」はメッセージ性が強く、アイドルグループの歌詞として新鮮で挑戦的だった。ダンスも演劇的で初めて観た時、ピナ・バウシュの舞台を思い起こした。デヴューは衝撃的で、このようなグループを作り上げた秋元康に脱帽したが、薄汚れた大人である僕はその後、追いかけることはなかった。 それから何年か経った。[僕たちの嘘と真実]を観て驚愕した。これは平手友梨奈と平手友梨奈以外のメンバーの人生の物語だ。どんなに嘘を言おうと決して不愉快に思われない善良な少女たちと、どんなに真実を言おうと孤立する邪悪な少女の魂の交錯の記録である。両者ともその年齢の故に純粋であることには変わりがないが、両者は深く訣別している。その葛藤のスウィングの大きさが欅坂の魅力だと思い知った。そこには真剣に生きようとする少女が大人になる時どうしても通過しなければならない人生の残酷さが立ちはだかっている。欅坂の存在そのものが人生のドキュメンタリーなのだ。こんなグループはかつてなかった。ロックグループにもなかった。秋元康の意図したものは秋元康の意図を超えて、秋元康がそうなったらいいが、そうなったら手が負えなくなると危惧した領域まで突き抜けたのだ。真っ当な人生とはそういうものだ。全てを凌駕する。プロデューサー冥利とはこのことだ。この映画の持つ不安の根源を予見した秋元康に震撼する。

前へ次へ
見城徹のトーク
トーク情報
  • 見城徹
    死ぬために生きる死ぬために生きる

    見城さんが神楽坂[NK]で今夜飲まれたワイン

    左から

    ジャクソン キュヴェ 746

    コレ アール・デコ

    ルフレーヴ バタール・モンラッシェ 2020

    ルフレーヴ ヴィアンヴニュ・バタール・モンラッシェ 2022

    夜分遅くに申し訳ございません。

  • 見城徹
    見城徹

    2025年10月10日。
    大阪で[mikami limited 50]を営む鮨職人・三上雅博がリトークしてくれた2023年10月の僕のトークです。↓

  • 見城徹
    見城徹見城徹

    勧酒(于武陵うぶりょう:唐時代の詩人)

    勧君金屈巵
    満酌不須辞
    花発多風雨
    人生足別離

    君に勧む金屈巵きんくつし
    満酌辞するを須もちひず
    花発はなひらきて風雨多し
    人生別離足る

    コノサカズキヲ受ケテクレ
    ドウゾナミナミツガシテオクレ
    ハナニアラシノタトエモアルゾ
    「サヨナラ」ダケガ人生ダ

  • 見城徹
    見城徹見城徹

    昨日は辛い別れがあった。
    長い間受け入れて来たつもりだったが、限界が来てしまった。無理をしていたのだと思う。出会えば別れる。人は失うために生きている。
    サヨナラだけが人生だ。

  • 見城徹
    三上雅博三上雅博


    おはようございます。
    2023年10月の親父の投稿のリトークです。

    会者定離。生者必滅。
    諸行無常。盛者必衰。

    出会いもあれば別れもあるさ。
    花に嵐のたとえもあるぞ。サヨナラだけが人生だ。

    本日も皆様、宜しくお願い致します。

  • 見城徹
    秋山純秋山純
    投稿画像

    今朝の手

    ここまで回復しました

    今日も
    「栄光のバックホーム」
    内覧試写会へ向かいます

    見城さん発案のコピー
    「今を生きる 全ての横田慎太郎に捧ぐ」


    僕も
    横田慎太郎の一人