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見城徹

僕は1年半の間、森喜朗さんと月に一度のペースで2時間ぐらいお会いして来た。森さんに無理にお願いして毎回お話を伺ったのだ。そのお話しは学ぶべき示唆に富み、ユーモアたっぷり、自己嫌悪も少々滲んで僕としては幸福この上ない時間だった。だから、僕は森喜朗さんが無償で今の立場を引き受け、私財まで投じて東京五輪にどれくらい献身的に尽くして来たかをつぶさに知っている。そのさ中、肺癌とも戦っていたのだ。僕にとって森喜朗さんは途方もなくチャーミング、懐が深くて、人間味溢れる方だった。7年もの間、無私の精神で東京五輪に尽力して来た方が今、批判の矢面に立たされている。深い意味で言ったことではないことはよく解る。病体に鞭打って国家を挙げての世界的、歴史的なイベントの舵取りを責任を持って遂行する以上、遅滞なく進めるには「これはちょっと困る」と思った案件は幾つかはあっただろう。その愚痴が身内の会でつい出てしまった。そんなことではないだろうか?ともあれ、発言した内容は許されるべきものではない。しかし、ここまで頑張って来た人が袋叩きにあっているのを見るのはいかにも切ない。 東京五輪は中止すべきだと僕は思っている。こういうことに時間やエネルギーを費やすより、東京五輪に関して、一刻も早く本当の国益を考える時だと僕は思う。

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見城徹のトーク
トーク情報
  • 見城徹
    見城徹見城徹

    ここまで生きて来てしみじみ思う。僕は一見、ストロングスタイルだが、まだまだ甘くて、醜悪で、弱い。自己愛が強くて、相手に理解されなくても構わないと思い切ることが出来ない。つまり、本当に好きな人には自分を理解して欲しいのだ。それが甘い。それが醜い。それが弱い。だから、ハードボイルドにはならない。
    今日もそんな自分を噛み締めている。

  • 見城徹
    見城徹見城徹

    [自分を理解して欲しい]。
    この気持ちが最大の敵だ。語らない。訴えない。欲しない。結果だけが全てだ。きっと、愛しい人たちはその先に確かな質感で佇んでいる。だから僕は今日も苦しい。辛い。憂鬱だ。

  • 見城徹
    三上雅博三上雅博


    おはようございます。
    2021年6月の親父の投稿のリトークです。

    今日も親父の言葉が胸に響きます。
    理解されなくても、報われなくても当然だ。わかってはいるがどこかでそうは思えない自分がいる。好きな人に自分の鮨が世界で一番美味しいと思ってもらえなくて、どうして自分が鮨職人だと胸を張って言えると言うのだろう。そう思ってもらえないのなら鮨職人として生きている意味が無いのではないかと。僕の存在意義は唯一鮨を握る事だけなのだから。これが僕の性だから。やっぱり僕は心のどこかで理解を求めてしまうから。脆くか弱い人間だから。今日も悩み苦しみ怯えている。そして憂鬱に震えている。弱い自分の屍を越えて、今日という日を生きるしかない。

    本日も皆様、宜しくお願い致します。

  • 見城徹
    MiRAIMiRAI
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     この写真を撮った時、開店まもない時間だったこともあり、スタッフ全員が周りに集まっていました。オーナーの松永さんは大変嬉しそうで、「早く見城さんに送って!」と笑顔で言われ、その場は笑顔に包まれ、大変盛り上がりました。

     今度行った時は文庫本を松永さんに渡し、見城さんが書かれた「補記」を読んでくださいと、お伝えしたく思います。
     見城さん、ありがとうございました。

  • 見城徹
    見城徹
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    [猿岩祭二月大歌舞伎]を開催中の歌舞伎座に行って来ました。目当ては横山謙介脚本・演出の
    「きらら浮世伝」。心憎い演出。横内謙介は常に権力と交錯する善良な人々の哀歓とプライドを描き、いつだって鮮やかにドラマチック。横内流歌舞伎世界に表現を生業とする僕の胸は撃ち抜かれ、その剛腕に酔いしれました。横内謙介が仕組んだ「写楽」の暗喩が見事に息づいています。もう一度観たい❗️bravo‼️

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