鈴木エイチ麻雀といえば阿佐田哲也を思い出します。小説は映画化もされた「麻雀放浪記」が有名でしょうが、私の好きなのは「東一局五十二本場」という短編。博打で飯を食う人間の狡猾さは、若い腕自慢の浅知恵の及ぶところではなかったという実に凄みのある小説です。
見城徹のトーク
トーク情報見城徹 見城徹見城徹 おはようございます。イルカの[なごり雪]を聴いています。高校を卒業して東海道線清水駅から合格した大学のある横浜市日吉の下宿に向かう汽車を初恋の彼女と待っていた55年前のシーンが重なります。彼女は同じ高校の1学年下。中学時代からずっと憧れた人でした。卒業直前に勇気を出して告白し、卒業式の日に高校の前の海岸を三保の松原に向かって歩く初デート、2人の付き合いは始まったばかりでした。大学入学までの短い期間、毎日のように逢い、夢のように時間は過ぎて行きました。清水駅のプラットフォーム。彼女と手を繋いで立ち尽くしながら、涙がとめどもなく流れました。たった4ヶ月の別れが永遠にも思えたものです。[なごり雪]の「ふざけすぎた季節のあとで」の歌詞が胸に刺さります。
[なごり雪]とは状況は違いますが、あの清水駅のプラットフォームを思い出し、「ふざけすぎた季節」の感慨に浸っています。




