見城徹のトーク
トーク情報見城徹 秋山純秋山純 No.122 【鷹也の起こした奇跡『栄光のバックホーム』への軌跡/秋山純(監督)】|映画『栄光のバックホーム』公式 https://note.com/fond_yarrow6300/n/n45bd6b591cd2
見城徹 MiRAIMiRAI ![投稿画像]()
[栄光のバックホーム]の素晴らしさについて、何度でもしっかりと書いておきたい。
まず、「病」と「死」に立ち向かう話である以上、観る側にも覚悟を求められる映画だということ。作り手との間に“人対人”として対峙する無言の交錯が確かに存在し、これを徹底的につきつけられる。
もし[奇跡のバックホーム]を映画化されていたのなら、あのバックホームの“奇跡”や阪神の優勝に、よりフォーカスした映画になったと思う。これだけでも凄いことなのだが、見城さんは、この物語を母親の目線で書かれた[栄光のバックホーム]を創り上げられた。これによって背景に死生観が立ち上がり、私たち自身の生き方をより深く問う大作となった。
これを映像化するにあたっての根幹にある凄み。それは、肉体の感覚、肉体の意識を徹底的に再現する姿勢と言える。これを私は最初、ほとんど理解できていなかった。
作品全体に、どこか“未成品”のようなザラつきが漂う。昨今の映画らしいCGや構成、美談扱いを徹底的に拒む。これらは所詮小手先だと言わんばかりに、一貫して私たちを現場に導き、そのうえで、役者の肉体や体温、生命力の激しさ、リアルな情景に語らせていく。
主演である松谷鷹也さんと鈴木京香さんは圧巻だった。肉体から噴き出る存在感を見せつけられた。
松谷鷹也さん演じる横田慎太郎さんの熱狂、圧倒的努力、目標を掲げ立ち向かう姿勢。病と闘いながらも決して消えなかったその根源的な情念を想像したとき、自分の内側にもそれがあるのかと、問わずにはいられなくなった。
鈴木京香さん演じる母親の、全身全霊を捧げるかのような母性、家族の絆、球団や仲間の男同士のやりとり。まるでその場にいたかのように、自分自身の心のヒダに染み込んでいった。
過日、テレ朝の番組「奇跡のバックホーム 〜阪神 横田慎太郎の物語〜」を観たのだが、終盤に、この物語の深みに触れる、とても腑に落ちるシーンがあった。それは、取材を受けるご両親の背景に虹がかかる場面。私はこの虹を見て、“最後の港”という言葉を思い出した。作品の中で、母親が闘病中の慎太郎さんを諭すように語った言葉だ。
横田慎太郎さんは、あなたとの人生は最高だったと、家族から声をかけられながら亡くなったのだが、そのことと、この虹、港という言葉が心の中で重なった。人間の人生の価値とは、様々な絆を断ち切った先になお残る時間軸を超えた何か。そんな、未知の領域すら交錯させ思考したくなる、人間存在の根源に触れる作品だった。
見城さん、秋山監督。大変見応えのある、素晴らしい映画でした。ありがとうございました。この作品が、多くの人に届きますように。公開が近づくにつれ、私まで緊張しています。見城徹 秋山純秋山純 鈴木京香、故・横田慎太郎さんの母親役で自問自答も…「できる、できないじゃない。やりたい」(ENCOUNT) - Yahoo!ニュース https://news.yahoo.co.jp/articles/e333e40444c2a9b0718afae77049f4ead9d38e15
見城徹 中川 剛中川 剛 ↑非常にご多忙の中、リトークといつもの沢山の拍手、そして、お返事をいただきまして、誠に有難うございます。
分かっているかの様に言うつもりは決してないのですが、秋山監督の「熱狂」、見城さんのご著書「たった一人の熱狂」から学ばれた事を現実に落とし込んでいる真っ最中のお姿は、強烈に伝わってきております。見城さんのご著書を拝読した時に感じた震える程の畏怖の念と同じ類の畏怖の念を感じております。只々凄まじいです。
秋山監督も、見城さんも、関係者の皆様も、映画「栄光のバックホーム」に命を懸けた毎日を送っていらっしゃる。本物の「熱狂」は怖いくらいの圧倒的な気迫に満ちています。そこを想えば、感想を書いている場合ではないのではないかと思わなくもありません。
とっても小さいのですが、拙い感想は適当には書いていません。引き続き、想いを持って熱視線を送り続けたい、応援させていただきたいと思っております。
映画「栄光のバックホーム」の熱い熱い感動が全国に、世界に響き渡りますように‼️‼️



