見城徹見城徹2021年10月24日 22:01友人本人から余命3ヶ月と知らせて来た。 電話だったが絶句して何を言ったらいいか頭が真っ白になった。どれだけの時間を一緒に過ごしただろう?電話を切って涙が溢れた。友人は淡々としていたが、どんな想いでいるのだろうか? 死は必ず来る。その日のために生きる。その日のために何もかもを耐える。人間ドッグにも行き、苦しいトレーニングをこなす。誰もが迎えるその日のために今をどう生きるか?余命3ヶ月でも寿命が残り15年でもあんまり変わりはない。今日生まれた赤ちゃんだって余命100年だろう。死はあっという間に来る。生まれた以上、死を引き受ける。それだけだ。 つひに行く道とはかねて聞しかど昨日今日とは思はざりしを ーーー在原業平 辞世
見城徹7時間前三上雅博三上雅博海を見る親父の背中に僕はただ見惚れていたあまりにも眩しくて目を細めたそれはまるで一枚の絵画見城徹と言う存在が美しい景観を完成させていた時が刹那に終わってもいつまでもいつまでも写真のフィルムの様に永遠に心に焼きついているポケットに手を入れながら海を見つめる親父の後ろ姿が。182