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見城徹

昨夜の会食は自由が丘のステーキの店「フォレスト」でした。オーナー・シェフの草場さんとは彼が六本木の「和田門」でシェフをしていた時からの付き合いですから、かれこれ40年になります。 角川書店の新入社員だった僕は角川書店の社長だった角川春樹さんに連れて行ってもらい、次に森村誠一さん、五木寛之さんと立て続けにご馳走になり、その平戸牛のステーキ、特にシャトーブリアンの美味しさに悶絶しました。 味をしめた僕は芥川賞を受賞したばかりの村上龍を誘って自分で行き始め、店が閉店になるまで200回ぐらいは通ったと思います。 赤川次郎さんを始め、当代のVIPたちとよく偶然お会いしたものです。 閉店になってから、草場さんは自分で青山に「フォレスト」を開店し、「和田門」の頃と寸分違わぬ美味しさで、よくお世話になりました。 ところが、1年ほど前に青山から自由が丘に移ってしまい、残念に思っていたのですが、昨夜、ようやく訪れることが出来ました。 小粋なビストロ風の素敵な作りで、草場さんの料理を堪能しました。 40年の時間が経過して、当時の感動的な料理を味わえることの幸せを噛み締めました。

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