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見城徹
hirorin
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須藤凜々花さんの「人生を危険にさらせ!」がロングセラーなって、ファンとして嬉しく思います。先日のNMB48 リクエストアワーで、彼女は総合MCを任され、自身が参加のユニット曲「虹の作り方」が投票1位になりました。また、NMBでは山本彩さん、渡辺美優紀さんに続く3番目のソロ曲リリースメンバーとなりました。危なっかしい大胆発言でヒヤヒヤしますが、グループでの存在感が増してます。次作、楽しみです

大胆発言にヒヤヒヤするけど、それがりりぼんの魅力だよね。ホント、キュートだよ。嘘がないし、媚びないし、小手先や上っ面が全くないし。「人生を危険にさらせ!」はそんなりりぼんの魅力が全部詰まっていますね。 尾崎豊の「誰かのクラクション」以来25年振りに出て来た10代で書かれた奇跡の書籍です。

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見城徹のトーク
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  • 見城徹
    MiRAIMiRAI
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     「メスをおけ、外科医 泣くな研修医8
    / 中山祐次郎」

     面白かった。読後感がすがすがしく、生きるという営みそのものに対して、ストレートに勇気を注いでもらえる作品だった。

     舞台は福島。未曾有の震災から数年が経ってもなお人手不足が続く医療現場に、外科医・雨野が、突如人生を投じるように転職する物語。
     まず、現地のスナックでのシーンが鮮やかで心に残った。女性のキャラが皆暖かく、誰もが魅力的。女理事長の才覚にも驚いた。

     私自身、震災直後に、管理しているアパート2棟の状況を確認するために、福島県いわき市を訪ねたことがある。あの頃、都内の知人からも「被曝しないの? 大丈夫なの?」と結構な心配されたものだ。
     福島全体が、強烈な風評被害に苦しみ、声をあげて笑うことすらはばかられるような重い雰囲気が漂っていた。そんな時期に、私は現地の不動産会社の女性担当者と小さなスナックに入ったのだが、あの狭い店内で感じた、肩を寄せ合うようにして生きる何とも言えない人と人とのつながりを忘れられない。

     私は、先生たちのように人命を助けることなどできはしないが、人としっかり関わり、支え合いながら生きていきたい。男としての役割を進んで引き受け、担い続けたい。この作品を読んで、そう感じた。
     しかも、それを行為するには、ある意味乱暴な決断、強引とも思われる意思表示も必要なのだと、そんな思いにもさせられた。それによってしか人生が形作られないのだから。
     改めて眺める「メスを置け、」というメッセージに唸るような気持ち。

     流石、中山先生。語りがいのある素晴らしい作品でした。今度飲んだとき、いろいろ突っ込んで話を聞いてみたい!

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