ログイン
詳細
見城徹

↑ 「誰かに理解して欲しい」衝動を抱え、「はちきれそうな自意識」を持て余していた薮医師こと中山祐次郎が初めて著書を出版して早いもので 8年が経つのか。表現の初発は自己救済だ。書くことでしか救われないものがある。僕は編集者として薮医師の自意識という病いに立ち会った。これから8年後。生きていれば僕は80歳になる。僕の人生はどん詰まりまで来ている。あと8年をどう生きるのか?自意識をどう処理するのか?愛する人々に僕は何を出来るのか?耐えられるのか、この8年?心の痛みに耐えながら一人で静かに微笑している成熟はまだ来ない。

前へ次へ
見城徹のトーク
トーク情報