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見城徹

スランプはどういう状態を指すのだろう? やることなすことが全て想い通りにならない。 それがスランプというなら僕は今スランプだ。 圧倒的努力が足りないのかと自己検証してみる。 客観的なベストセラー表を見て、一番苦しい努力した出版社が1位になるとすれば、僕は明らかに努力不足だ。今までの圧倒的努力では通じないのだと思い知る。失望の連鎖。誰のせいでもない、僕のせいなのだ。ベストセラーだけではなく、幻冬舎の利益構造が時代に対応出来ていないとすれば社長である僕の責任である。今までは出たとこ勝負で何とか勝って来た。創業以来30年、それで戦って利益を出して来た。それが通じない。本が急激に売れなくなっているのは確かだが、僕の感覚の何かが狂って来ているのも確かだ。一番苦しい圧倒的努力をした人が1位になる。僕が繰り返し言って来たその原点にもう一度帰る。

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