
見城徹のトーク
トーク情報見城徹 K0183K0183 疲れが取れない、気だるい朝。まだ寝ていたい。少しのイレギュラーで調子が崩れがちになった。年をとったのかもしれない。
見城さんはほとんどブルゴーニュの白しかお飲みにならない。トークに並ぶ偉大な白の数々には、いつも驚かされる。
私は白ワインをあまり飲まないけれど、見城さんのトークで時折登場する「バロン・ド・エル」だけは別。ワインリストにあれば迷わず選ぶ。
初めて飲んだのは、当時の恋人と一緒にいた頃。もうはるか遠い、泡沫の記憶。
泡となっても消えてくれない、永遠に残る余韻、、、
別れの間際、お互い過ごしてきた時間や想いに向き合う。言ってしまったこと、言えなかったこと。忘れてしまったこと、忘れたかったこと。気づいてあげられなかったこと、気づかなければよかったこと。様々な想いが交錯する。
別れても、それぞれの道を生きていかなければならない。
さよならだけが人生だ。
バロン・ド・エルを口にするたびに思い出す、酸く切ない記憶。
人生には「酸味」も大切だ。
今日は見城さんに倣って、「酸味」の骨格がしっかりしたブルゴーニュの白ワインを開けよう、、、