見城徹のトーク
トーク情報見城徹 K0183K0183 「スランプ」について、過去の自分に思いを巡らせてみました。
私が「見城さん」という存在を知ったのは、2011年の震災の後でした。コンビニでたまたま目に留まった「ゲーテ」の6月号。長谷部誠さんが表紙で、「心を整える。」という言葉が、目だけでなく心にも留まりました。ちょうど石原慎太郎さんの「男の粋な生き方」の新連載が始まった号でもあり、そのまま購入しました。
「見城さん」という存在を認識したのは9月号。「床屋談義」で藤田さんと一緒に表紙に登場されていました。「覚悟を決められるかどうか、結局はそれだけです」という見城さんのお言葉(正確に再現できずすみません)が心に突き刺さり、そのお言葉と一緒に掲載されていた見城さんの綺麗でまっすぐな眼差し、表情がとても好きで、今でも心に残っています。付箋を貼って、落ち込んだ時に何度も見返していました。きっと、覚悟の決まらない私がいたのだと思います。
「ゲーテ」はそれから石原慎太郎さんの連載が終わるまで毎月買い続けました。長く大切に本棚にしまってありましたが、私が「最後にジャンプした」時、多くの荷物を整理しなければならず、残念ながら手放しました。見城徹 K0183K0183 話がそれましたが、2011年頃の私はとても長いスランプにいました。それは全くもって自分の実力不足が原因なのですが、当時の環境では常に自分の実力のはるか上が要求され、昼夜を問わない圧倒的努力が当たり前でした。それはもちろん自分が望んでいた環境ではありましたが、本当に辛かった。
一般に若い時は怖いもの知らずだから、知らないうちに一生懸命なだけで乗り越えられるのかもしれません。怖いのかどうかも分からないから、勢いだけで乗り越えていってしまう。きっと若いというのはそういうものかもしれません。ただ私の場合は、それをはるかに超えて、恐怖と不安しかなかった。本当の深さ、怖さに対峙すると、常に自分の限界との戦いになります。限界を超えたり、超えられなかったり、超えてはいけないのに超えてしまったり……。見城徹 K0183K0183 IMPOSSIBLE IS JUST A BIG WORD THROWN AROUND BY SMALL MEN WHO FIND IT EASIER TO LIVE IN A WORLD THEY'VE BEEN GIVEN THAN TO EXPLORE THE POWER THEY HAVE TO CHANGE IT.
IMPOSSIBLE IS NOT A FACT. IT'S AN OPINION.
IMPOSSIBLE IS NOT A DECLARATION. IT'S A DARE.
IMPOSSIBLE IS POTENTIAL.
IMPOSSIBLE IS TEMPORARY.
IMPOSSIBLE IS NOTHING.
不可能とは、自らの力で世界を切り開くことを放棄した臆病者の言葉だ──現状に甘んじるための言い訳にすぎない。
不可能とは、事実ですらなく、単なる先入観だ。
不可能とは、誰かに決めつけられることではない。挑戦だ。
不可能とは、可能性だ。
不可能とは、通過点だ。
不可能なんて、ありえない。- 見城徹
見城徹 [無理]をしなければ[覚悟]は決められない。
[覚悟]とはそれを成すためには死んでもいいというぐらいの気持ちで一歩を踏み出すということだ。「幻冬舎」を作った時、僕は[覚悟]を決めた。MBOで上場廃止をする時もそうだった。
最近では「栄光のバックホーム」を映画化すると決めた時に[覚悟]を決めた。困難を極める道。
成功しなければ「倒産」、「自己破産」、「死」が待っている。しかし、やり切ると決める。出来るか?出来ないか?ではない。やるか?やらないか?だ。
モハメド・アリは言う。
「不可能などない」
「不可能とは臆病者の言葉だ」
「不可能とは現状に安住する者の言い訳に過ぎない」
「不可能とは先入観だ」
「不可能とは可能性だ」
映画「栄光のバックホーム」の先に待つのは
[充足]か?[死]か?
やれること全てをやって来た。これからも、やる。
恐怖と不安で眠れない夜を過ごす。
[覚悟]を決めた。僕の[栄光のバックホーム]はセーフなのか?アウトなのか?
「死の一歩手前の官能の極み」。それ以外に、勝者には何もやるな! 見城徹 中川 剛中川 剛 映画「栄光のバックホーム」は、命懸けの映画。僕にとっては、闘いの映画です。[目標]を一度決めたら、覚悟を決めて、直向きに懸命に圧倒的努力を重ねた横田慎太郎さんの魂がこもった闘いの映画。そんな横田慎太郎さんの鮮やかな生き様を命懸けで映画にした方々の闘いの映画。横田慎太郎さんの優しく誠実なお人柄、そして、横田慎太郎さんの仲間と生み出された奇跡的なリアルストーリーが稀有な響きを与えてくれます。僕の様な小さな人間の心にもしっかりと響き渡る素晴らしい映画です。声を大にして言いたいです。史上最高の感動大作です‼️‼️
試写会で受けた感動は未だに心にしっかりとあります。「あんなに泣いた映画は初めて」とは言いがちな言葉かも知れないのですが、今回は本当に本当です。泣きっぱなしだったし、自然とスタンディングオベーションもしてました。その後、「あの感動を心から離したくない」という気持ちもあって、映画をキッカケに新しく変えたジムでの新たなトレーニングに励んでいます。小さなワンアクションですが、映画「栄光のバックホーム」から受けた強烈な感動があってこそのもの。継続は力なり。必ず仕事にも、人生にも効いてくるはずです。