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見城徹のトーク
トーク情報
  • 見城徹
    ikutamaikutama
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    「文庫版のあとがき」を目当てに購入。単行本から2年の時を経て改めて読んだ。特に「文庫のためのあとがき」は受験生のように読んだ。
    755で毎日情報に触れていることと、書かれている何人かの作品に触れた分、一つずつ言葉の重みが増した。
    「自分の心が揺らぐ瞬間を発見し、思考の軸とすること」「不安を消すためには『言葉』が必要」「正確な言葉がなければ深い思考はできない。深い思考がなければ、人生は動かない」
    見城さんは70手前でボクシングを始めた。成功するためではなく、自分のために挑戦者としてリングに立つ。荒野に立つためだ。読書は荒野、荒野を耕したら、読書から次の荒野に向かう。
    読み終えて文庫本の写真と向き合えるようになった。プロとしてではなく、素人として新しいリングに立つ。私は家庭を大切にしながら、荒野に立つ。

  • 見城徹
    ikutamaikutama

    ↑見城さん、リトークありがとうございます。見城さんがモハメド・アリを想ってボクシングをするように、私は見城さんを想って本を読み、感想を書きます。見城さんが、身体を見た人から「何かやってるんですか」と聞かれるように、本物の苦しみを積み上げ、滲み出る実力を身につけ、大切なものを守る力を身につけていきたいです。

  • 見城徹
    見城徹見城徹

    「作家も拳闘選手も、ともに、不安を克服し、自らの弱さを強さに変えなければならない」
    モハメド・アリを描いたホセ・トレスの「カシアス・クレイ」の一節です。ホセ・トレスはライトヘビー級の世界チャンピオンからノンフィクション作家になった変わり種ですが、この本を読んだ40年前から僕はモハメド・アリに憧れ続けて来ました。

  • 見城徹
    見城徹見城徹

    花=桜は散るために咲き誇る。人は死ぬために生きている。ならば、どう死ぬかはどう生きるかと同じことだ。死を覚悟して日々を生きる。生は死の中にあり、死は生の中にある。

  • 見城徹
    見城徹見城徹

    今、貴方が苦しくて辛いなら、それは貴方が選んだ道は正しいのだ。僕はいつもそう考えて生きている。755で繰り返しそのことを言って来た。今朝も言います。生きるということはそういうことです。

  • 見城徹
    見城徹見城徹

    ↑ 今、この世にあるのも、やがてこの世からいなくなるのも、同じことなんです。生と死は等価です。一定期間の単なる現象です。そして、世界は永遠に続きます。
    生きるとは死ぬことと見つけたり。
    僕は覚悟を決める時、そう呟いて突撃します。

  • 見城徹
    見城徹見城徹

    一流と三流を分けるものは何だろう?
    当たり前だけど、地位や名声や財産ではない。
    僕は他者への想像力だと思っている。一流はどんな小さな場面でも命懸けで他者への想像力を駆使している。その上で場面を張る。つまり繊細と豪胆をスウィングしている。その心のダイナミズムに人は魅せられる。三流はいい人だけど、悪魔の繊細さがない。小さいことに目が行かない。実は大事なものを悪意もなく見過ごしてしまうのだ。だから、何事も上手く行かない。一流であり続けるのは辛い。心が引きちぎられる。それでも僕は一流の人になりたいし、一流の人でいたい。一流とは生き方の問題なのだ。

  • 見城徹
    見城徹見城徹

    決断するということは全てを失ってもいいと覚悟することだ。最悪の事態を思い描くことだ。戦いは決断の連続である。戦わないのなら決断をする必要はない。決断の数だけ男は漢になる。戦うしか漢への道はない。漢になりたい。
    漢でいたい。

  • 見城徹
    見城徹見城徹

    競馬中継の杉本清アナウンサーの言葉は鮮やかに僕の青春を思い出させる。タイテイムが勝った1973年の春の天皇賞。
    「春が来ます!春が来ます!四白流星を泥に染めて、無冠の貴公子についに春が訪れます!タイテイム、一着!」
    その前年の皐月賞はランドプリンス。日本ダービーはロングエース。今度こそ絶対と言われ一番人気を背負った菊花賞ではイシノヒカルに差し切られ涙を飲んだ。そして臨んだ翌年春の天皇賞。スタート直前、突然に春の雨が降り一瞬で止んだ。ゴール前にかかった靄の中を馬群が飛び込み、靄から出て来た時はタイテイムが一頭抜け出していた。馬体をぬかるんだ泥に染めて、一着でゴール。杉本清アナウンサーの名実況が飛び出した。劇的な勝利だった。僕は恋人とその場面を秋葉原の喫茶店で観ていた。何故か身震いがした。その直後その喫茶店で僕は恋人に結婚を申し込んだ。タイテイムがあんなに劇的に勝っていなかったら?杉本清アナウンサーのあの実況がなかったら?僕は多分、あの場でプロポーズはしなかったと思う。

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  • 見城徹
    ikutamaikutama

    結論、アナウンサーの言葉、レースに至る馬の状況、直前の雨、霧の中から飛び出す馬、泥。観戦状況、心の動き、プロポーズ。
    見城さんが「ベスト10に入る」と教えてくれたトーク。心が動き、人生が動いた瞬間を言葉で伝えるということを学ばせて頂きました。
    期待を背負い、泥が飛ぶ霧中の馬群を抜けたタイテイム。
    一瞬タイテイムを見失いながらも即座に反応して心を打つ名ゼリフを残した杉本アナウンサー。
    命を懸けて走ったタイテイムに全身が反応し、プロポーズを決意した見城さん。それに応えた女性。
    それぞれの人生が動く瞬間がこの文章に凝縮されている。