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見城徹

1日が始まり、1日が終わる。いつの間にか時間が過ぎる。その毎日が積み重なって人は歳を取る。 10年前が昨日のように思える。即ち10年後も明日のように来ると言うことだ。若い頃は時の流れが遅い。歳を取るに従って流れが早くなる。2024年の12月29日に僕は74歳になった。もう今日は2025年の3月25日。約3ヶ月が一瞬のようだ。だから、10年後の84歳もすぐに来る。老人になると意識の中の時間では[死]は既に目の前にある。切ないが、それが生まれ落ちた全ての人の定めだと考えると気が楽になる。だから、若いうちは極端に生きるべきだ。物理的にもそうだが、意識の中の時間は無限にある。つまり、失敗も無限に修正出来る。何度でも立ち直れる。安全策で自分を守るのはつまらない。どうせ最後は死ぬのだ。永遠の[無]に還るのだ。この世に生きて在る時ぐらいスリルに身を焦がさずして何の実存か?人生を危険に晒す。僕はそう思って74歳まで来た。[死]まであと一瞬。狂ってこそ人生。 いや、狂わなけりゃ、やってられない。だろ?

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