
見城徹のトーク
トーク情報見城徹 三上雅博三上雅博 ↑
おはようございます。2018年3月の親父の投稿のリトークです。
「ぼくが真実を口にするとほとんど全世界を凍らせるだろうという妄想によって ぼくは廃人であるそうだ」
僕が吉本隆明の詩と出会ったのは755。親父の投稿で初めて知りました。無知で情けない限りですが、それ以来大好きになりました。
吉本隆明の詩は難解ですが、意味がわかった時、僕の心と解け合って、混ざり合っていく気がするのです。
世界は夢や希望に溢れている。世界は笑顔に満ちている。ここが平和だ安泰だ。レールに沿って歩く道の先に明るい未来があると信じている。そんな人々は目をキラキラ輝かせながら寄り添いあって生きている。それが眩しすぎて、恐ろしくなって、僕は見ていられない。目を開けてはいられない。
僕はこの世界の秩序を乱すバグだから。この世界にとって僕の言葉は混乱を運ぶノイズでしかない。廃人が贈る不協和音は誰の耳にも届かない。やっぱり僕はひとりぼっち。この世界にはいられない。
僕は出ていく。冬の圧力の真向こうへ。
僕は出ていく。無数の敵のど真ん中へ。
本日も皆様、宜しくお願い致します。