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見城徹

↑ 人は何故、スポーツをするのか?極限の答えがここにはある。1972年に出版されたボクシング世界ライト・ヘビー級チャンピオンを経て作家になったホセ・トーレスの[カシアス・クレイ]を読んだ時の感動に似ている。僕はこのノンフィクションを読んで自覚的にトレーニングを始めたのだった。試合での恐怖と不安を克服するための激しいトレーニング。その苦闘と恍惚。いつかリングに立ちたい。本気でそう思った。結局は実現することがなく、ただのホラに終わっているが、「死ぬために生きる」のこの投稿を読むと再びリングへの想いが湧き上がる。止むことのない自己嫌悪との闘い。 「勝者には何もやるな」 アーネスト・ヘミングウェイの言葉が頭の中を駆け巡る。人生の最後に僕は微かに笑うことが出来るだろうか? 「拳闘界の多くの人が幸運と呼ぶところのものは、実は、不安をエネルギーに変える天才の技術なのであった」 ーーホセ・トレス著[カシアス・クレイ]

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