映画『父と僕の終わらない歌』を鑑賞
映画を通して、アルツハイマー型認知症について考える。
年を取るごとに誰が発症するか分からない状況で、親や家族、自分が発症したらどうなるのか?
映画では、音楽を通して人と人とを結びつけている。それが絆となっている。
絆を考えると何か共通の想いがあるといいのかな?
また、感謝を伝えられる時に伝えておくべきだと思いました。
それにしても、寺尾聰の歌声は心に響く。
なんでだろう?
生き方に重みがあるからかな?
演技を含めて適役でした。
そして、松坂桃李の内面の葛藤を表現した演技。何度も涙が溢れました。
アルツハイマー型認知症の父に対して何が出来るか考え実行する姿。また、父親を見つめる眼差しは最高です!!
その眼差しを見ていた時に、「同じものを見ていても、その人にしか見えない景色があるのかな〜」とふと思いました。その人との関係や想いに違いがあるので。
さらに、佐藤栞里の笑顔。
楽しい時の笑顔、誰かを応援したい時の笑顔。
笑顔にも様々な意味を持たせることが出来る演技でファンになりました。
シーンとしては、認知症で子供の名前も忘れてしまった父親に、自分の子供(松坂桃李)が直接、子供のことをどう思っているのかを聞いた時の返答が最高でした。
この映画も観れて良かった。
“大丈夫、大丈夫、大丈夫”
“just smile”
この2つの言葉が心に残っています。
《あらすじ》
若き日に諦めたレコードデビューの夢をかなえようとするアルツハイマー型認知症の男性と、彼を支える家族の姿を描いたヒューマンドラマ。2016年にイギリスで1本の動画をきっかけに80歳にしてCDデビューを果たした男性の奇跡の実話をもとに、舞台を日本に置き換えて映画化した。
かつてミュージシャンとしてレコードデビューを目指しながらも、息子・雄太のために夢を諦めた間宮哲太。音楽とユーモアをこよなく愛する彼は、生まれ育った横須賀で楽器店を営みながら、時々地元のステージで歌声を披露しては喝采を浴びてきた。そんなある日、哲太はアルツハイマー型認知症と診断されてしまう。すべてを忘れゆく哲太をつなぎ止めたのは、彼を信じて支え続けた息子・雄太と強く優しい母・律子、固い絆で結ばれた仲間たち、そして彼が愛する音楽だった。
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