達成は
終わりではなかった
朝の光が
路地の隙間から差し込み
僕の足元をそっと照らす
胸の奥で まだ消えない炎が
小さな影を揺らす
欠けることは
失うことではなく
燃え残る心の熱が
新しい形を呼び覚ます
通り過ぎる風とともに
未来は
僕が探すものではない
小さな足音や
揺れる木漏れ日が
静かに そして確かに
僕を育ててくれる
だから今日も
歩きながら
炎と光と影を抱え
ただこの瞬間を
力強く 静かに
重ねていく
そして、心の奥で
何かが弾ける
その瞬間
僕は叫ぶように前を向く
世界がざわめき
道が僕の足音に応える
前へ次へ