鈴江信彦鈴江信彦2025年09月23日 16:06夕方の散歩@中目黒3丁目 波のように押し寄せる 無数の選択の中で ただ静かに 一枚ずつ 手放していく しないことを決めるたび 僕の時間は 湖のように澄みわたり ひとつの光だけを 深く抱きしめる 世界は広く 僕の命は短い だからこそ すべてを抱え込まず 指先に残すものを選ぶ やらない事を決める―― それは 限りある人生を 静かに彫刻していく 沈黙の芸術だ
鈴江信彦鈴江信彦1日前外側がどれだけ喧しい日でも、内側に広がる海は静かだ。だから、思考は澄み、判断に曇りがない。動くと決めたとき、その静けさの底から、ひとつの波が立つ。誰にも見えない深いところで、潮の流れが変わる。それだけで、状況は静かに動き始める。16