鈴江信彦鈴江信彦2025年09月26日 06:28朝の散歩@上目黒2丁目 言葉はもう 口から紡がれるものではなく 身体の奥で脈打ち、 血とともに流れ出す。 指先の震えと 胸の鼓動が重なり合い、 声になる前の声が 空気を震わせる。 そこには、 幼い日の呼吸や 眠れぬ夜に見上げた星の光、 肌に触れた風の冷たさまでが 沈黙の記憶となって宿っている。 その瞬間、 言葉と身体の境は消え、 ただひとつの命が 呼吸のかたちを借りて 世界に触れるのだ。
鈴江信彦鈴江信彦1日前僕が並べる言葉は、世界を受け止めるポエムの形を取っているが、その奥には、リリックの魂が燃えている気がしてきた。静けさの中に、鼓動がある。祈りの底に、意志がある。それは——音を立てずに闘う言葉。沈黙のリリック。23
鈴江信彦鈴江信彦29分前朝の散歩@中目黒3丁目僕は何も否定しない僕自身も否定しない湧き上がるネガティブも否定しない恐れも不安も、怒りも否定しないそれは全部、愛おしい僕の一部流れるままに見つめ波を受け止めただ乗りこなす感情の海を制し闇も光も、道しるべに変える否定しない眼差しで僕は、僕の世界を歩く12