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思い残すことなく死ぬために
トーク情報
  • 死ぬために生きる
    死ぬために生きる


    見城さんが飲まれたワイン。

    左から

    サロン、ブリュット、ブラン・ド・ブラン、ル・メニル 2013

    レ・ヴィーニュ、デュ・プレシュール、ドメーヌ・ヴァインバック 2021

    サヴァニエドメーヌ、ベルテ、ポンデコート・デュ・ジュラ 2022

  • 死ぬために生きる
    死ぬために生きる

    料理を作り、提供する方の気持ちがこもっていて美しく提供されているのはもちろんのこと。

    見城さんが撮る料理の写真は、料理そのものだけではなく、器や雰囲気を込みでアートとしてもバランスが良い気がする。

    写真だけで美味しそうなのも十二分に伝わってくるし、引き込まれそうになる。

    器も素敵だ。

  • 死ぬために生きる
    死ぬために生きる

    昔家にいた犬、"イングリッシュ・スプリンガー・スパニエル"と街で遭遇し、当時を思い出した。

    元々捨て犬だった彼女を、知り合い伝手で引き取った。

    毎朝散歩のために起こされ、目を擦りながら向かう散歩はルートや用を足すポイントが決まっているため、特にリードを引っ張ることもなかった。

    犬も本気で喋ってくれると思い込んでいたため、ところ構わず話しかけ、幼少期の喜怒哀楽を全て共有した。
    彼女の前で号泣することもあった。

    今思うと懐かしく愛らしく恥ずかしい気もするが、彼女に僕の人格の一部を築いてもらった気がする。

    また同じ犬を見かけた時、次は間違いなく話しかけてしまうだろう。

  • 死ぬために生きる
    死ぬために生きる
    投稿画像

    2ヶ月後の復帰に向け、筋肉を戻して脂肪を落とすために、錘入りのリュックを担いで山をランニングしている。

    熊などもたまに出る山なので、神経を張り巡らせながら走っている。

    すると、神経を張り巡らせ過ぎて敏感になっている僕の頭上を、何かが掠めていくように飛んでいった。

    映画や小説の中でしか出会ったことがない鳥が、首を回転させてこちらを見つめていた。
    フクロウだ。実に田舎である。

    「不苦労=苦労しない」など、日本ではなんとなく縁起がいい意味合いを持ち、ギリシャ神話でも女神アテナの使いとして、「知恵、理性、洞察力」の象徴という前向きな意味合いを持つ鳥だ。

    しかし、アジアやアフリカの一部では、フクロウの鳴き声が聞こえると「死の前触れ」だと伝えられている地域もあるそうだ。

    幸か不幸かどちらの前触れか。
    そんなことはどうでもいい。

    すっかり訛った身体に鞭を打ち、圧倒的努力で結果を掴む。
    この身体が納得いく身体に仕上がるか毎日不安だが、暗闇の中でジャンプし続けるしかない。

    僕は絶望しきって引退する。絶望しきって死ぬ。
    そのために毎日やり切る。毎日生き切るのだ。

    闘う。