
umiのトーク
トーク情報umi 藪 医師(中山祐次郎)藪 医師(中山祐次郎) umiさん、素敵なご感想ありがとうございます。オーディブルだとまた違う印象を受けますよね。
初冬の西陽。言い得て妙ですね…。この先も彼をたくさんの試練が待ち受けています。お読みいただき、ありがとうございます!umi 吉田真悟吉田真悟 【 中山祐次郎著、
泣くな研修医シリーズ】応援メモ
① 『泣くな研修医』
→ 主人公:雨野隆治の泣きたくなる様な研修医期間(半年間)の悪戦苦闘
② 『逃げるな新人外科医』
→ 3年目、後期研修医期間。医師としての覚悟が固まりつつある時期
③ 『走れ外科医 』
→ 医師5年目、やっと逞しくなってきたころ
④ 『やめるな外科医』
→ 医師6年目、やらかして悩む
⑤ 『悩め医学生』
→ 医学部に入学してから国家試験に合格するまでの6年間
⑥『外科医、島へ』
→ 医師7年目にして半年間だけ離島に赴任した話し
⑦『迷うな女性外科医』
→雨野の先輩、クールビューティー佐藤玲医師のスピンオフ物語
⑧『メスを置け』
→外科医9年目、33歳になった隆治が友人の死を機に震災後の福島の病院長として赴任した半年間の奮闘
番外『クリスマスイブの死亡診断』(短編集『謎解き診察室、本日も異状あり』に収録)
→ 雨野の後輩医師、西桜寺凛子のスピンオフ。ホラー?- umi
umi ![投稿画像]()
中山祐次郎著[走れ外科医]
本作に登場する向井葵二十一歳(胃癌ステージⅣ)の生きざま、それに公私で伴走する主人公雨野隆治や後輩外科医の西桜寺凛子の言動や心情をなぞりながら一冊を読み終えたことで、グリーフケア(大切な人を失った悲嘆を抱える人に寄り添い、支援するケア)を受けているように癒される側面もありました。また同時に、これから必ず訪れる肉親や自らの死に後悔なく向き合うためのヒントが散りばめられているように思いました。
患者と医者という関係を超えて挑んだ葵と隆治らの富士登山は、そのメタファーでもあるように感じたのです。
そして、雨野先生や佐藤先生の私生活や恋愛も清涼感とともに描かれていて、こんな私でもキュンとして心が澄んでいくようでした。
どの登場人物の公私も粒立って輝いて映るのは、藪先生がかつて是が非でも立ちたかった外科医という未来にいま立っているからなのでしょうか。その実践の中にあってこそ生まれる輝きに満ちた言葉(物語)=命が、読者の心を揺らしては、読者の日々をも変える。
変化を優しく急きたてる。
周回遅れの[泣くな研修医]シリーズ読書、皆さんに追いつけるようにわたしも走ります🏃♀️➡️



