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見城徹

電通試写室でこの秋公開される映画を観た。言葉がないほど感動した。3分の1ぐらいからジワジワと涙が出始め、最後の40分はずっと嗚咽していた。「湯を沸かすほどの熱い愛」は僕の生涯の邦画ベスト3に入るが、この映画も入ってしまう。こんなにも自然に泣ける映画にもう出会えないかも知れない。歴史の片隅で懸命に生き、死んで行った人たちの想いと営みが観る者の胸に染み入って来る。スクリーンから溢れ出る人々の喜びと哀しみ。誇りと愛と情熱。何もかもを飲み込んで、流れるように美しい。あざとさが一つもない。よくぞ作ってくれた、こんなにも凄い映画。監督の滝田洋二郎に脱帽、乾杯、深謝。 田中経一・原作、秋元康・企画。 滝田洋二郎監督作品、 [ラストレシピーー麒麟の舌の記憶ーー]

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