見城徹のトーク
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おはようございます。
2017年7月の親父の投稿のリトークです。
「勝てば官軍」。歴史は常に勝者が紡いできた。
僕みたいな不器用な人間が、皆と同じ土俵で戦って勝てる訳がない。そう思って生きている。けれど誰にも負けたくない。僕の心は矛盾している。負けるが勝ち、逃げるが勝ちと言われても受け入れられずに生きてきた。僕はこんなにも脆くて弱くて情けないのに負けず嫌いの境地にいる。無能な自分と優れた他人を比べても虚しさしか残らない。そもそも同じ土俵で戦おうとするから負けるのだ。自分は自分。他人は他人。自分にしか出来ない事をやる。敵は己の中にいる。昨日の自分にだけ勝てたら良い。だから自分が決めたルールだけは必ず遂行する。孤独の中でただ狂う。
本日も皆様、宜しくお願い致します。見城徹 見城徹見城徹 「癒着」という言葉の意味について『広辞苑』を引いてみると「本来関係あるべきでない者同士が深く手を結び合うこと」と書かれている。癒着は悪い意味で使われることが多い言葉だが、仕事を成功させるためには非常に重要な要素だ。
癒着とはどういう状態を指すか。お互いがお互いを必要として結果を出す唯一無二の関係だ。しかし、誰かと癒着するにはキラーカードを持っていなくてはならない。
相手が喉から手が出るほど欲しいキラーカードをこちらが持っている。そして「どうぞ使ってください」とそのキラーカードを惜しげもなく差し出す。
相手も手元にキラーカードを持っており、見返りにそのキラーカードを差し出してくれる。ギブ・アンド・ギブという無償の贈与、テイク・アンド・テイクという無償の報酬の関係は癒着とは言わない。ギブ・アンド・テイクの対等な関係の上に癒着はある。
もし君がキラーカードを1枚しか持っていなければ、その1枚を人に渡してしまった瞬間に弾切れになる。一時的に相手と癒着の関係が構築されるかもしれないが、次に渡すべきキラーカードが1枚も残っていなければ、癒着の関係は早々に終了する。
パートナーとして長く癒着の関係を保つためには、キラーカードを何枚も手元に持っておかなければならない。お互いが圧倒的努力を重ねて何枚ものキラーカードを常に獲得し続けるからこそ、お互いがお互いを必要とする癒着は続いて行く。
そして、キラーカードを切り合った先に、大きな成果が出ると癒着は益々深くなる。
勘違いして欲しくないのだが、「癒着」と「人脈」は似て非なるものだ。僕は「人脈」という言葉を聞くと虫酸が走る。
「仕事ができる人間になるためには人脈が重要だ」と考える人は、異業種交流会やパーティにやたらと出席しては名刺交換に勤しんでいる。大勢の人間が集まる場で名刺を渡し、通り一遍の薄っぺらい世間話をしたところで、癒着と言えるまでの濃密な関係を築けるわけがない。残るのは顔も思い出せない人たちの名刺の山だ。見城徹 三上雅博三上雅博 ↑
おはようございます。
2017年8月の親父の投稿のリトークです。
親父の言葉「ヒットの4原則」。
①オリジナリティがある事。
②明解である事。
③極端である事。
④癒着がある事。
僕はこの中で「癒着」が一番難しいと思っています。相手に対するキラーカードを持っていなければ興味すら持ってもらえない。まずはその武器を手にしなければ誰からも相手にしてもらえない。しかも自分の持つキラーカードが必ずしも相手に対するキラーカードになりうるかと言われたらそうでもない。人によって、嬉しい事も楽しい事も、悲しい事も苦しい事も違うから。
キラーカードとは、相手から必要とされる要素。相手を驚かせたり、喜ばせたり、幸せにできる力。悩みを解決したり、願いを叶えたりする能力。僕にそんな能力があるとは思えないから、この人だと心に決めた人に対して、一点集中するしかない。
かつて、親父が石原慎太郎さんに初めてお会いする際に、何冊もの小説を暗記して、ご本人の前で読み上げたと言う驚愕のエピソードは、僕の人生において指針となっております。
本日も皆様、宜しくお願い致します。