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見城徹のトーク
トーク情報
  • 見城徹
    見城徹

    10月24日。おはようございます。今朝も会員制の鮨店[mikami limited 50]、そのセカンドラインの居酒屋形態の[福や](ここは極上の鮨だけでなく、パスタやハンバーグ、カニクリームコロッケなど洋食も食べられます。勿論、誰でも店に入れるし、値段も安い)を経営する鮨職人・三上雅博がアップしてくれた2019年1月の僕の755で始めます。↓

  • 見城徹
    見城徹見城徹

    静岡新聞の今日の夕刊。僕のコラム「窓辺」の4回目です。
    『川奈ホテル』(2019.1.28掲載)

    伊豆半島の川奈ホテル。26歳の時、原稿執筆のために石原慎太郎さんを缶詰にしたのが僕の最初の滞在だった。
    石原さんは昼はホテル付帯のゴルフ場でゴルフをし、夜は執筆に集中した。その時から僕はすっかり川奈ホテルの虜になった。風景、建物の佇まい、レストラン、全てが今まで僕の知っているホテルとは違っていて、新鮮だった。
    その直後に、芥川賞を受賞した村上龍と親しくなった僕は、連載小説を執筆をしてもらうという口実をつけて、年に3回ほど、川奈ホテルに滞在した。実は、村上龍は自宅で原稿は書き終えていたので2人でテニスに熱中した。
    当時は幻冬舎を42歳で創業し、ゴルフを始めるなどとは夢にも思っていなかったのでゴルフには目もくれず、1週間の滞在を毎日ぶっ倒れそうになるまでテニスのシングルマッチに明け暮れた。腕前は村上龍のほうが相当に上で、僕はワンセット2ゲームを取るのがやっとだった。夜はフレンチ、天ぷら、ステーキでワインと美食に酔いしれた。そんなことを約2年間続けたと思う。経費は全部会社持ち。行き帰りは村上龍の運転する愛車の白いVOLVOだった。
    何もかもを忘れて、ただ身体だけを動かし、酒に酔い、心地よい疲れと共に眠る。
    そんな贅沢な体験は後年、村上龍の名作『テニスボーイの憂鬱』として結実する。一つのことに熱狂したことで無駄になることなど何一つない。『テニスボーイの憂鬱』を読み返しながらあの川奈の日々を思い出す。

  • 見城徹
    見城徹見城徹

    静岡新聞のコラムを7回目まで渡してある。静岡を絡めながら自分の人生を描きたいのだが、8回目以降をどうしようか考えあぐねている。多くの人に向けて書くという行為は自分を傷付け、人をも傷付けることでもある。ちゃんと書こうとするとそうなる。これ以上、踏み込んで書くかどうか?悩むなあ。

  • 見城徹
    見城徹見城徹

    5回、6回、7回はいい出来だと思う。5回目(2月4日夕刊掲載)はタイトルを「755」とした。お楽しみに。

  • 見城徹
    三上雅博三上雅博


    おはようございます。
    2019年1月の親父の投稿のリトークです。

    静岡新聞夕刊[窓辺]に掲載された親父のコラム第4回『川奈ホテル』。
    「一つのことに熱狂した事で無駄になる事など何一つない。」この言葉に救われます。
    失敗しても成功しても敗北しても勝利しても、経験こそが自分を豊かにしてくれる。熱狂した経験は必ず己の糧となっている。

    僕が今のお店を始めたのも、奇しくも42歳の時でした。
    熱狂と極端こそが我が命。
    「やりすぎだ」っていつも言われる生き方です。この道を今日も今日とて狂うだけ。

    皆様、本日も宜しくお願い致します。