見城徹見城徹1時間前恋唄 吉本隆明理由もなくかなしかったとききみは愛することを知るのだ夕ぐれにきて夕ぐれに帰ってゆく人のためにきみは足枷になった運命をにくむのだその日のうちにもし優しさが別の優しさにかわり明日のことが思いしられなかったらきみは受肉を信ずるのだ 恋はいつか他人の血のなかで浅黄いろの屍衣のように安らかになるきみは炉辺で死にうるかその人の肩から世界は膨大な黄昏となって見え願いにみちた声から落日はしたたりおちる行きたまえきみはその人のためにおくれその人のために全てのものより先にいそぐ戦われるものがすべてだ希望からは涙が肉体からは緊張がつたえられ きみは力のかぎり救いのない世界から立ち上がる450
見城徹見城徹21分前アルチュール・ランボーが自分を切り刻んだ地獄の季節。誰が人生は絶望だと思わずして生き得たか?大塩平八郎、吉田松陰、吉本隆明、高橋和巳、高野悦子、奥平剛士、三島由紀夫、石原慎太郎、安倍晋三……。それでも地獄を生きる。風立ちぬ、いざ生きめやも!601