削除されたユーザー「生きている意味がない」施設の老人が言う。「なぜです」聴くと「役にたたないからよ」と嘆く。「元気に生きているだけじゃ、ダメですか」 皆がこのやり取りを聴いている。またか…という感じ。 「生きているだけで役にたっています。例えばあなたの着ている服、生地を作る人、デザインする人、服を作る人、運ぶ人、売る人、何人の人の生活に関わっていると思いますか」 老人は笑った。半日もすれば忘れる。 また言える。
見城徹のトーク
トーク情報見城徹 見城徹見城徹 買い物の途中でジムに行ってトレーニング。僕は辛さに耐えて何故トレーニングをしているのだろう?死ねために洗面をし、死ぬためにトレーニングをし、死ぬために働き、死ねためにご飯を食べ、死ぬために眠る。
誰もがその虚しさに耐えて生きる。日々は繰り返され、死というゴールに確実に向かう。その虚しさこそが豊饒を紡ぎ出すとでも言うのだろうか?自害した三島由紀夫が最後に書き続けた[豊饒の海]。その最終巻は「天人五衰」と名付けられている。「春の雪」で始まり「天人五衰」で終わる四部作。[豊饒の海 完]と記して三島由紀夫は切腹する市ヶ谷の自衛隊へと向かう。三島由紀夫の享年を僕は遥かに過ぎた。自害出来ない僕は死ぬまで生き続けるしかない。