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見城徹

吉本隆明論[私的闘争の仁義]を書いていると吉本の初期の論稿「伊勢物語論」に字数を割かざるを得ない。吉本隆明の「伊勢物語論」はヴァレリの言葉の引用から始まる。 今伊勢物語の感想を語るについて、ヴァリエテ(ママ)の一節を引用したのは他意があったわけではない。僕達が古典におもむく心とはとりもなほさずこの時間の不可思議さに対する驚異の念に外ならないと思へたのである。(中略) 永遠とは何であるのか。僕はこの「時間に対する畏敬」という感覚を外にして永遠への感覚が在り得るとは思へないのである。伊勢物語とは明らかにその様な畏敬を感覚される稀有な作品であることは確かだ。 吉本はこのようにして伊勢物語論を書き始める。既にここには[共同幻想論]に至る端緒が芽生えている。自分の生に仁義を切ろうとする時、人は時間という概念を深く考えざるを得ない。その時、吉本の胸に[伊勢物語]は避けて通れないテクストになったのだ。

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見城徹のトーク
トーク情報
  • 見城徹
    見城徹

    おはようございます。2025年1月10日。大阪で[mikami limited 50]を営む鮨職人・三上雅博がリトークしてくれた2020年7月の僕のトークです。↓

  • 見城徹
    見城徹見城徹

    食は人の天なり。

    「みをつくし料理帖]で何回か出て来る言葉である。料理には作る人の人間性が出るという意味ですある。つまり人生が出る。否応なく出てしまう。

    バスルームは人の天なり。

    と呟いてみる。

  • 見城徹
    三上雅博三上雅博


    おはようございます。
    2020年7月の親父の投稿のリトークです。
    昨日のリトークの続きです。

    「食は人の天なり」。
    この世に生まれ落ちてから、今日まであっという間だったけど、本当に色んな事を経験させてもらった。失敗ばかりで傷だらけの人生だった。きっと普通じゃない色んな経験をしたから今がある。だから僕の鮨は僕にしか創造出来ない。
    素敵な言葉「食は人の天なり」。

    皆様、本日も宜しくお願い致します。

  • 見城徹
    ジョージジョージ
    投稿画像

    今夜は仕事仲間と【竜二Forever】を観た。

    言わずと知れた【竜二】を素材に内側から描いた作品。
    見城さんももちろん関わっている。


    2002年の公開当時「えっ?高橋克典が金子正次?ちょっと合わないんじゃない?」と思ったが、摩訶不思議。
    この映画を観ていると、高橋克典が金子正次にしか見えなくなってくる。

    キャストもかなり豪華。
    石田ひかり、香川照之、高杉 亘、木下ほうか等等。


    【竜二】の奥深さが分かる作品です。
    竜二好きにはおすすめです😄


    竜二の名台詞を起こしておきます。




    花の都にあこがれて、飛んできました一羽鳥。

    ちりめん三尺ぱらりと散って、花の都は大東京です。

    金波・銀波のネオンの下で、男ばかりがヤクザでもありません。

    女ばかりが花でもありま­せん。

    六尺たらずの五尺のからだ、 今日もゴロゴロ明日もゴロゴロ、ゴロ寝さ。

    まようわたくしにもたった一人のガキがいまし­た。 そのガキも今は無情にはなればなれ、
    一人淋しくメリケンアパ-ト暮らしよ。

    今日も降りますドスの雨。
    刺せば監獄刺されば地獄。

    わたくしは本日ここに力尽き、引退いたしますがヤクザモンは永遠に不滅です。