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鈴江信彦

職人とは、誤魔化しが効かない職業だ。 いや、違う。 職人とは、誤魔化しが効かない生き方だ。 安直に「職人に憧れます」なんて言えたものではない。職人がどれほどまでにその命を削って精進しているか、職人でない人間は決して理解し得ないのだから。

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鈴江信彦のトーク
トーク情報
  • 鈴江信彦
    鈴江信彦

    狂い続けるには、
    体力と、心の静けさが要る。

    混沌のただ中で、
    静けさを失わぬ者だけが、
    燃え尽きず、
    長く燃え続けられる。

    狂気とは、破壊ではなく、
    一点への、果てなき集中。

  • 鈴江信彦
    鈴江信彦
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    朝の散歩@中目黒3丁目


    世界は
    外にあるのではなく、
    僕の“見る”という行為の中で
    絶えず、生まれ続けている。

    風が吹くたび、
    心がそれを“風”と名づける。
    名づけた瞬間、
    世界が形を持ちはじめる。

    だが、名を手放せば、
    すべてはただの流れ。
    木も、風も、僕も、
    ひとつの呼吸に溶けていく。

    現実とは、
    目覚めた意識が奏でる夢。
    その夢の中で、僕は、
    見る者であり、見られる者でもある。

    静けさの底で、
    ひとつの理解が微笑む。
    ――「世界とは、私そのものだ」と。

    その瞬間、
    見ることも、見られることもなく、
    ただ、在る。

  • 鈴江信彦
    鈴江信彦

    土俵に立たなければ、
    負けることすらできない。

    行動しない限り、
    “失敗”もまた、生まれない。

    言葉を並べるだけなら、
    誰にでもできる。

    だが、
    その言葉を現実に変えるのは、
    自分の限界を、
    静かに焼き尽くす者だけだ。

  • 鈴江信彦
    鈴江信彦
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    朝の散歩@中目黒3丁目


    他人の鼓動は、
    僕の歩幅を狂わせない。

    煽りも、嘲りも、
    ただの風だ。
    触れた瞬間に消え、
    僕の軌道を一切、曲げない。

    向き合うべきものは、
    外の喧騒ではなく、
    胸の奥で静かに燃え続ける、
    あの無名の火。

    自分という影が、
    揺れている。
    その揺らぎを凝視するたび、
    世界の雑音は遠のき、
    僕の中心だけが
    研ぎ澄まされたまま残る。

    勝負は、他人にではない。
    誰と争うのでもない。

    ただ、
    昨日の自分を越えようとする、
    あの一歩の鋭さだけが、
    僕という存在を
    削り、磨き、
    より純粋な形へ追い込んでいく。

    煽らない者は弱いのではない。
    沈黙は後退ではない。

    それは、
    余計なものをすべて捨て去り、
    乱れのない視界で
    自分の深さと対峙するという、
    もっとも静かで、
    もっとも正確な闘いだ。