K0183のトーク
トーク情報- K0183
K0183 「命がけの戦い」に想いを巡らせてみました。 このような話題になると、必ず思い出す人物がいます。松井秀喜さん。
2012年の引退会見で述べた「命がけのプレーも終わり」という言葉。本当に彼らしい、率直で重みのある表現でした。私も「命がけ」という言葉が好きでよく使っていましたが、同世代の口からこの言葉を聞いたのは初めてで、とても嬉しく、誇らしくも感じました。
「命がけのプレー」—その言葉に、プロ野球選手として常に全力を尽くし、限界まで自分を追い込んできた彼の姿勢が凝縮されています。2006年の左手首骨折をはじめ、数々の大怪我を乗り越えながらも限界を追求し続けた松井選手だからこそ、この言葉に説得力があります。 - K0183
K0183 2009年、ワールドシリーズMVPに輝いたにもかかわらず、契約満了に伴いヤンキースは残留交渉を行わなかった。想像を絶する絶望があったはずです。普通ならそこで終わっても不思議ではない。しかし松井選手は前を向きました。いくつかの球団を渡り歩き、晩年は故障との戦いが続きましたが、何度も立ち上がる姿には心を打たれました。
ヤンキース以降のいつだったか、長い苦悩を経て放ったホームラン。新聞に「立ち上がる、より強く」という見出しがありました。この言葉は今でも深く心に残っています。「困難な状況だって、ただの通過点に過ぎない」。そう思って、また進む。「転んでも、より強くなって、立ち上がる」。そう思って、また立つ。当時、長いスランプの中にいた私には、松井選手の姿が自分と重なって見え、その生き様に支えられました。
引退会見での「命がけのプレーも終わり」という言葉からは、長年の死闘からの解放感とともに、野球への深い敬意、そしてファンへの感謝が伝わってきます。寂しくも、やり切ったという晴れやかな表情に見えたのは私だけでしょうか。言葉数の少ない選手だったからこそ、この一言に重みがある。彼のプロとしての誇りと生き方を象徴する名言として、多くの人の心に刻まれていると思います。 - K0183
K0183 秋山監督の言葉がずっと心に残っている。 「現役以外の人の言葉は聞かないし、評論家は信用しない」
イチローさんが引退した時、あるコメンテーターがこう言った。「松井は大怪我をしたから一流ではない。イチローはそんなことなかった」。評論家なんてそんなものだ。本質が見えず、無責任な言葉を吐く。
秋山監督はさらに仰る。「自分の仕事が社会に晒されて、批判されたり、非難されたり、たまに褒められたり、消え去りたくなったり。それが現役であることだと思います」
理解されないことには、耐え難い痛みが伴う。
「理解されたい」と願ってしまう私には、「理解されなくても、それが現役だ」と言い切れる秋山監督の強さが眩しい。
正直、誠実、善良、真心を持って、この耐え難い痛みにどれだけ耐え切れるか。「現役であり続ける」ということは、まさに「往く道は精進にして忍びて終わり悔いなし」だ。
打ちのめされ倒れても、また立ち上がってファイティング・ポーズを作る。それしかない。