絶望し切って死ぬために
トーク情報- 死ぬために生きる
死ぬために生きる 『すんどめ~網膜色素変性症と生きる~』
勉強になる動画、タメになる動画は数あれど、初めから終わりまで熱を持ち続けて観た動画は久しぶりかも知れない。
ストーリーは、6歳で網膜色素変性症と診断された石川凌久さんが、全日本マスボクシング選手権大会で優勝するまでのドキュメンタリーだ。
同じく網膜色素変性症を患い、凌久さんが2歳の時に全盲になった、母智美さんとの絆や愛。
目の問題を言い訳にせず、自分の人生を受け入れた上で努力を続ける姿。
毎日甘えたことを言っている自分が情けなくなった。
凌久さんがマスボクシングを選んだ理由は、体力作りと、ボクシングだとパンチが当たり失明する可能性があるため。
マスボクシングでも互いの間合いやタイミングが噛み合わなければ、不意にパンチが当たってしまうこともある。
男らしいとしか言いようがない。凄く心を揺さぶられた。
ストーリーや凌久さんに心を揺さぶられたと言うのが1番だが、ボクシング部の施設が、僕が通っていた高校のトレーニング施設に似ていたと言うのも、心を揺さぶられた理由の1つだ。
とことん甘い高校時代を過ごした思い出が、強烈に甦った。
まだあの時の自分を肯定できない。一生できないかも知れない。
情けないし思い出すと母などへの申し訳なさから泣きそうなるが、今をやるしかない。生ききるしかない。
今が1番若い。
今日もやる。やりきる。