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死ぬために生きる
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『男の粋な生き方』 男として人としてのカッコ良さとはなんたるか、本当の「粋」とはどう言うものかを、この本を読むことで教えていただいた。 現代の若者は、格好つけることを「イキってる」などと言い、「粋」と言う言葉を無駄に多く使ってはいるが、そこに言葉の重みはない。 僕も含めて現代の若者は、どこか甘く、危機感なくただ共同体の一部として生きている人が多いのだと思う。 石原慎太郎さんの言葉はとても強い。 しかしその強さの裏には、確かな愛や優しさを感じる。 ご本人が実際に体験し、思考し、獲得してきた言葉だからこそ、その人となりや心の内側が真っ直ぐあらわれているのではないかと思う。 そして、本当に言葉が美しい。 日本人で良かったとさえ思わされる。 全章、全エピソード、全文字素晴らしいので、どこかを抜粋するなど大変恐縮だが、あえて選ぶとするならば、P248[第十八章・君の哲学は]に登場するこの文章だ。 (以下抜粋) 「大事なことは先達のこうした表現に啓発されて君が君の哲学をすることだ。つまり自分自身の存在とは一体どういうことなんだ、自分とは一体どういうものなんだと考えることが人生の弾みになるのだ」 この文章を読んだ時、僕は『読書という荒野』のP220の見城さんのお言葉、「読書とは自己検証、自己嫌悪、自己否定を経て、究極の自己肯定へと至る、究極の武器なのである」を思い出した。 本質的な部分は同じなのではないかと思う。 どんなに何かから刺激を得ようと、知識を得ようと、素敵な方から言葉をもらおうと、何を貰おうと、結局は僕の中にしか答えはないのだ。 人生を好転させるのも、転落させるのも、僕自身なのだ。 圧倒的努力を、僕がするしかないのだ。 そして、374ページ、全体で二十八章からなるこの本の最終章の名前は、『勝者には何もやるな』。 最高に痺れる、美しい、粋な終わり方だ。 他に読もうと思っていた本があったのだが、見城さんが755で石原慎太郎さんのお名前を出されていたので、いてもたってもいられずに読み始めてしまった。 僕は何者でもない。 たいそうなことは言えない。 結局は個体の掟で自分自身の人生を生きていかなければいけない。 しかし、石原慎太郎さんのようなカッコ良い粋な男になりたいと強く感じた。 むしろこんな男や人がいなければ、世界は、日本はダメになってしまうのではないかとも感じた。 また一冊僕の人生のバイブルが増えた。

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絶望し切って死ぬために
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  • 死ぬために生きる
    死ぬために生きる

    見城さんが昨晩飲まれたワイン

    左から

    ドン・ペリニヨン P2 2006

    ドン・ペリニヨン P2 2006

    ドメーヌ・ルフレーヴ バタール・モンラッシェ 2020

    コシュ・デュリ ムルソー 2021

  • 死ぬために生きる
    死ぬために生きる
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    昨日は箕輪さんのイベント。
    会う度に箕輪さんに魅了されるが、ここ最近の流れと昨日のイベントで、より一層箕輪さんに魅了された。

    アンチに殴れるだけ殴らせて、その後倍以上に殴り返す箕輪さんも見たかったが、アンチはSNSでしか戦うことができないので、昨日は全く持って平和なイベントだった。

    箕輪さんは狙っていなかったかもしれないが、騒動は既にストーリー、物語になりつつあるし、昨日のイベントも見事なコンテンツになっていた。

    破天荒さと繊細さ。ものすごく論理的な部分と純粋な少年のような心。

    箕輪さんは振れ幅がすごい。
    両極を行く。両極を持っている。このスイングに僕は激しく魅了される。

    僕なりの騒動や最近の流れへの解釈は、箕輪厚介と言う個体、異物、変態に対し、共同体の快楽に溺れて浸っている人達や、社会で満たされず自分に目を向けられない人達が、社会の全体性を感じるために外から石を投げているだけだ。

    確かにゴシップなどは人の心に刺さりやすく関心も集めるが、本当に公益性や社会性、ジャーナリズムを考えるならば、人の家庭で何が起きているかよりも、社会の闇に命懸けでぶつかり、何かを良い意味で破壊する記事が見たいものだ。

    箕輪さんが箕輪さんの人生を生きている限り、僕は一生ついていく。本当に命を張れるし、逮捕くらいならされてもいい。

  • 死ぬために生きる
    死ぬために生きる

    ↑ 見城さんにそう言わせてしまうこと自体が、僕の不徳の致すところです。
    本当にお恥ずかしい限りです。申し訳ございません。

    見城さんは、僕のような若造に対しても、誰に対しても、自己検証、自己嫌悪、自己否定を持って付き合ってくださっている。

    見城さんの凄さや大きさを感じます。

    僕にとっては、ワインを通して755を通して、生きていく上で必要なものを学び、それらを僕の血肉に変えていく大事なトークです。

    やらなければいけません。これからもよろしくお願いいたします。