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三上雅博
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親父、昨日はわざわざ大阪までお越し頂きまして誠に有難う御座いました。錚々たる方々をお連れ頂き、大変緊張致しました。お忙しい中、ただ鮨を食べるためだけに大阪までお越し頂き、食べ終わったらまたすぐに東京に帰ると言うハードスケジュール。感謝しか御座いません。皆様に喜んで頂けたか。楽しんで頂けたか。親父の顔に泥を塗らない様に必死でした。カウンターの向こう側の景色を思い返して自問自答を重ねております。 GMOの熊谷社長、おのでらグループ小野寺社長、そして、やま幸さんの山口社長に初めてご来店頂きまして大変光栄に存じます。皆様が素敵すぎて、カウンターの向こう側はとても華やかで輝いて見えました。 僕とやま幸さんとの歴史はまだ浅く、今のお店を始めてからなので4年ほどのお付き合いになります。前々から山口社長は、初めてのmikami limited50にはアニキ(親父)と一緒に行くとおっしゃっておりましたので、それが昨日遂に実現されました。j 約30年鮨の世界で生きてきて、今までずっと指を咥えて見ているだけだった美しすぎる赤の衝撃。ピン物の天然本鮪。今のお店をやる前もやま幸さんとの接点は沢山あり、紹介してもらえる状況にありましたが、勤めている間は頑なに断り続けました。一番の理由は値段の事を相手に言いたくないからです。どうしても雇われている以上、数字には敏感になってしまいます。そうなると言いたくない事も言わなければならないし、自分の感情を殺してお付き合いしなければならない時があるからです。自分に嘘をついたり、妥協しなければならないからです。それが最初からわかっているので、このお店をやるまではずっと我慢していました。 僕が使う鮪のヅケダレは、毎日火入れしながら継ぎ足し継ぎ足し使っております。前のお店でもそうしておりました。五年以上継ぎ足して使ったヅケダレは前のお店にそっくりそのまま置いてきました。今使っているヅケダレはこのお店をやり出してから新たに作り直した物です。やま幸の鮪しか漬けていない、やま幸さんとの歴史でもあります。いつも鮪と一緒に送られてくる黄色い紙が捨てられません。支えて頂いている皆様のおかげで一体どれだけの鮪を仕入れさせて頂いたか。どれだけの鮪をこのヅケダレに漬け込んできたか。感謝が溢れてきます。 親父のおかげで念願が叶いました。お忙しい中での弾丸スケジュール。東京からプライベートジェットで大阪まで鮨を食べに来てくれると言う伝説を作って頂き光栄に存じます。 親父には感謝ばかりです。いつも有難う御座います。

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三上雅博のトーク
トーク情報
  • 三上雅博
    見城徹見城徹

    実は去年の11月中旬、ゲッターズ飯田さんから電話で「見城さんの運勢は来年から凄く良くなる」と言われた。ゲッターズ飯田さんの存在は以前から気になっていたがお会いしたことはなかった。僕が夜中に用事があってTBSの友人に電話をしたら、その友人がゲッターズ飯田さんと一緒に飲んでいて突然ゲッターズ飯田さんに代わったのだ。僕は占いをあまり信じないがゲッターズ飯田さんの占いだけは自分の経験で当たると思っていたから飛び上がるほど嬉しかった。今もまだゲッターズ飯田さんとお会いしていない。しかし、ゲッターズ飯田さんの言葉を僕は片時も忘れたことはない。今年はどんどん運気が上がって行く。そう信じている。ゲッターズ飯田さんは本物だからだ。

  • 三上雅博
    三上雅博


    おはようございます。
    2020年2月の親父の投稿のリトークです。

    ゲッターズ飯田さんの占い本が家に何冊もあります。幻冬舎から沢山出版されています。女将がゲッターズ飯田さんを勝手に師匠と呼んでいます。暇さえあればデータを集め、分析し、自分で作った占いノートに情報を蓄積させています。
    最初は、僕の事が理解出来なすぎて、意味不明すぎて占いの勉強を始めた様です。最近では大企業の社長や有名芸能人まで、面白がって女将に占いを頼みます。
    女将(ゲッターズ飯田)の占いによると、人には三つの数字があり、それによって自分の持つ「欲」がわかるらしいのですが、僕の場合三つとも「極めたい」「突き詰めたい」と言う数字しか無いらしく、それはかなり珍しいそうです。
    女将はそれを知り、それならばしょうがない。好きにさせるしかないと思えたらしく、ゲッターズ飯田さんには大変感謝しています(笑)
    自分でも思う。良く当たってる。僕にはそれしか欲はない。

    本日も皆様、宜しくお願い致します。

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  • 三上雅博
    三上雅博


    「欲はない」は言い過ぎました。もちろん欲はあるけれど、極める欲には到底及ばない。
    こちらの方が正しいです。
    無謀な日々の中で、女将とは毎日の様に喧嘩をしました。最近では喧嘩も減った様な気がします。すったもんだがありましたが、このお店をやらせて頂き、もうすぐ4年が経とうとしています。

  • 三上雅博
    見城徹見城徹

    ↑ 感想は出来るだけ書くようにしたらいいと思います。自分の想いを正確に表現することは思考力を圧倒的に鍛えます。本当はリトークしたら、リトークした自分の想いを短くても書くべきです。僕も毎回は出来ませんが…。
    自意識は僕も死ぬまで克服出来ないでしょう。しかし、自意識に自己嫌悪を持つか?持たないか?で人生は随分と違って来ると思います。

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  • 三上雅博
    見城徹見城徹

    正確な言葉を獲得する。それは人生を獲得することです。曖昧さや適当、怠惰は不正確な言葉によってもたらされます。

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  • 三上雅博
    三上雅博


    おはようございます。
    2020年2月の親父の投稿のリトークです。

    自分の過去の投稿を読むと頭を掻きむしりたくなる。グシャグシャに丸めて捨ててしまいたくなる。自分が本当に嫌になる。毎日言葉を綴っても、どれだけ心を掘り下げても、拭いきれない自意識が、文章に滲み出てしまう。
    自分の思いを相手に伝える為には、正確な言葉を獲得する以外に方法がない。己の未熟を知り、人の心を汲み、七転八倒しながら言葉を絞り出す。
    毎日が情けない自分との戦いだ。日々、修行。日々、精進。

    本日も皆様、宜しくお願い致します。

  • 三上雅博
    三上雅博

    「三上の鮨は引き算の鮨だ」。
    僕は親父のこの言葉が本当に嬉しくて、その時は営業中だったので我慢しましたが、涙が溢れ落ちそうでした。

    今のお店をやる前。雇われ大将時代。普通にやっても予約困難店など作れる筈も無かったので、足し算の鮨をとことんやろうと決めて鮨と向き合っていました。
    思いつく限りの事は全てやった。これでもかと言わんばかりに色んな事を一貫に詰め込んだ。膨大な時間をかけて、一貫の中に全く異なるアプローチの仕事を重ねる鮨は「一歩先を行く創作鮨」などと言われ、他の寿司店とは一線を画したが、僕は内心では創作鮨と片付けられる事を不快に思ったりもしていた。自分こそが純正鮨職人だと思いたかったからだ。
    この頃はとことんまで足し算の鮨に熱狂した。もはや鮨でさえ無くなっていたのかもしれない。好きな様にやらせて頂いた皆様には本当に感謝しかない。
    残すもの。残さないもの。必要なもの。そうでないもの。馬鹿はやらなきゃわからない。膨大に広がった仕事を削ぎ落とし、磨き上げ、洗練させていく。これは気の遠くなる様な作業だ。例えるなら、ボディビルダーが即身仏になろうとしている様な感覚だ。今、僕の鮨はこの段階にある。まさに引き算の鮨を目指して今を生きている。
    それを誰かにわかってもらいたいなんて烏滸がましいにも程がある。全て自分で勝手にやっている事だ。傲慢だとわかっている。それでもどこかで人に期待してしまう。人はいつも孤独だとわかっている筈なのに。誰にも理解されない筈なのに、わかってくれる人がいる。理解してくれる人がいる。そんな時、鮨職人をやっていて良かったと、僕は心の底から思います。
    親父の言葉にいつも僕は救われています。
    いつも有難う御座います。

  • 三上雅博
    見城徹見城徹

    人間は生まれた瞬間から死のキャリアである。ゴールは死であって、それを避けることは誰も出来ない。つまり、死ぬために生きることになる。どうせ死ぬんだけど、それまでをどう生きるか?それが人生だ。僕は何をしていても、今やっていることは死ぬためにやっているんだという感覚から逃れることが出来ない。それでもやる。やり切る。苦しくて辛い道を行く。それこそが[死]が確定している日々を充実させるんだと思っている。僕は死ぬために今日を生きる。

  • 三上雅博
    見城徹見城徹

    90歳で死ぬとして、今日誕生した赤ちゃんは後90年、僕は69歳だから後21年。そこには大した差はないように思える。多分、僕が産まれた日に69歳の人の誰かがそう思ったかも知れない。69年後、今日産まれた誰かがそう思うかも知れない。時はあっという間に過ぎる。死ねば自分の産まれる前に戻る。産まれなかったら楽だったなあ、と思うけど産まれてしまったんだから仕方がない。死ねば楽になる。そう思って今日を苛酷に生きるしかない。

  • 三上雅博
    三上雅博


    おはようございます。
    2020年3月の親父の投稿のリトークです。

    人は生まれて死んでいく。何をやっても虚しいだけだ。荒野に乾いた風が吹く。
    この暗雲の如くどんよりとした虚しさを、払拭してくれるのが「熱狂」だ。それが生きている実感となる。仕事以外で熱狂出来ることは僕にはない。こんなにも苦しくて楽しいことが他にあるのだろうか。僕は知らない。知らなくて良い。僕は仕事一本命を燃やす。そうやって死んでいく。それで良い。それが良い。これが僕の人生だ。

    本日も皆様、宜しくお願い致します。