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三上雅博

僕は毎日の様に魚を仕入れる。 室温は出来うる限り冷やし込む。 夏でもダウンを着てネックウォーマーを付けて仕事する。 うちに来た魚は水道水には一切当てず、氷水を幾つも用意して塩で海水に近づけ、その中で鱗を取ったり、腹を洗ったり、工程全てに違う氷塩水を使う。 蛇口を触った手や冷蔵庫の取手を触った手で魚は触らない。むしろ魚を触るときは手を氷水に漬け込み冷やし込む。まな板も使う前に氷で撫でる。さらには如何に触れずに魚に触るか。 そうやって大事に処理した魚達はここから、マイナス温度帯でも凍らない鮮度維持装置保管庫に入り他の皆と一緒に暮らす。 寝ている子。活発に活動してる子。静かにその時を待っている子。今にも早く鮨にしろと必死にアピールしている子。様々だ。 その日に鮨になるのは、その日の朝に「俺が行く!」と手を挙げた猛者達だ。 その中にはどれだけ手を尽くしても、そのまま出番を迎えず一生を終える者もいる。 それでも僕は毎日の様に魚を仕入れる。

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三上雅博のトーク
トーク情報
  • 三上雅博
    三上雅博

    海を見る親父の背中に
    僕はただ見惚れていた
    あまりにも眩しくて目を細めた

    それはまるで一枚の絵画
    見城徹と言う存在が
    美しい景観を完成させていた

    時が刹那に終わっても
    いつまでもいつまでも
    写真のフィルムの様に
    永遠に心に焼きついている

    ポケットに手を入れながら
    海を見つめる親父の後ろ姿が。

  • 三上雅博
    見城徹見城徹

    15年ほど前にインドから来日した[アガスティアの葉]のナディに僕の運命を読んでもらったことがある。それによると僕は72歳の時に人生の絶頂期を迎えるらしい。その時は「随分先だな」と思ったが、時は流れて後4年だ。

  • 三上雅博
    見城徹見城徹

    読んでもらうまでにやらなければならない儀式や決め事が沢山あり、読んでもらった後も色々とあった。勿論、お金もかかった。[アガスティアの葉]にはその人が死ぬ日まで書いてあるそうだが、流石にそれを聞くのは辞退した。

  • 三上雅博
    見城徹見城徹

    [アガスティアの葉]に僕の父方と母方の祖父母の名前が書いてあり、それを読み上げられた時はびっくりした。通訳はいたが、たどたどしい日本語で読み上げたのはインド人だ。

  • 三上雅博
    三上雅博


    おはようございます。
    2019年1月の親父の投稿のリトークです。

    「アガスティアの葉」三部作。
    最後の投稿で笑ってしまいました。
    僕もびっくりしました。笑
    「インド人もびっくり」。昔そんなCMがあった事も思い出しました。

    明日は静岡新聞[窓辺]に連載された親父エッセイ第4回目をリトークさせて頂きます。お楽しみに。

    本日も皆様宜しくお願い致します。

    1
  • 三上雅博
    見城徹見城徹

    ↑ 結果的には72歳の年は業績も人生もキツい年になった。予言は当たらず、絶頂とは程遠かった。しかし、73歳の今年。いい感じで推移している。僕の誕生日は12月29日。まだ2ヶ月以上ある。73歳はどんな結果になるだろう?

  • 三上雅博
    見城徹見城徹

    後から振り返ると「72歳の年は絶頂期だった」と想いは変わるのだろうか?あの年に起こったことどもが全てを黄金に変えたきっかけだったと。

  • 三上雅博
    三上雅博

    ししゃもが美味しい季節になりましたが、大黒ししゃもが全然無い。

    船上で選別したサイズの大きなオスのししゃもを大黒ししゃもと呼びます。
    今年はまだ入荷無し。悲しい。