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K0183

「ぼくが真実を口にするとほとんど全世界を凍らせるだろう」――吉本隆明さんのこの詩が、見城さんの魂の叫びと重なり、深く胸に刻まれました。同時に、モハメド・アリの言葉、吉本隆明さんの「ちひさな群への挨拶」が心によみがえりました。さらに、「ちひさな群」に別れを告げて、暗闇の中でジャンプした自分を思い出しました。 かつて私も、「不可能なんて、ありえない」と口にしたとき、周囲は凍りついたことがたびたびありました。 凍りつくのは、いつも圧倒的努力をしない者たちでした。現状に安住し、自分で限界を決めつけている者たちでした。 「理解と誤解の間には深くて暗い河がある」――その河を渡ろうとする者、いや、渡らざるを得ない者だけが知る孤独があります。 だから、私はいつもひとりでした。ひとり、踊り続けるしかなかった。 孤独に耐えられないから群れるのではない。孤独に耐えられないから群れるというのは嘘だ。 ひとりで立つ。ひとりで戦う。その覚悟を持たない者に、真の強さは宿らない。 ぼくの孤独はほとんど極限に耐えられる ぼくの肉体はほとんど苛酷に耐えられる ぼくがたふれたら同胞はぼくの屍体を 湿つた忍従の穴へ埋めるにきまつてゐる 「ちひさな群への挨拶」のこの一節を、いつも心で繰り返していました。 「荒野を行く。地獄を生きる。泣きながら前に進む」――狂わなければ生きていけない。 精神を傷めないで過ごせた日なんて、ただの一日だってなかった。 「私は廃人ではない。狂人だ」と叫びたい。 哀号。押忍。 見城さん、私も今日を生き切ります。

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K0183のトーク
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  • K0183
    K0183

    見城さん、身に余るお心遣いに、いくら感謝申し上げても足りません。心より御礼申し上げます。

    思いを綴り、言葉を紡ぐことで自分と向き合うようになってから、時間の流れがいっそう速く感じられるようになりました。ぼんやり過ごすことはなく、むしろ時間が足りないほどです。思いを形にし、言葉を選ぶ作業が、これほど難しく、時間のかかる営みなのだと痛感しております。

    今の私の心は「仕事」と「自分と向き合うこと」にしかなく、両者の垣根はなく、その間を行き来しています。私を迷わせていたものは、すでに姿を消しました。改めて、深く感謝申し上げます。

    ご投稿を拝読し、僭越ながら感想を申し上げました。引き続き、何卒よろしくお願い申し上げます。

  • K0183
    K0183

    見城さん

    「行為することは死ぬことだ」

    三島由紀夫、奥平剛士、安田安之が示した極限の純粋性。その一瞬の劇的な行為に対して、見城さんは「僕は狡猾にこの世界で生き延びる道を選んだ」と仰る。

    しかし私には、それは決して「逃げ」ではなく、同等に苛酷な、いえ、ある意味でより苛酷な道を選ばれたのだと思えてなりません。
    一瞬の純粋な死ではなく、毎日毎日、死と向き合いながら生き続けること。74歳になった今も戦場に立ち続けること。

    「益荒男がたばさむ太刀の鞘鳴りに幾とせ耐へて今日の初霜」
    「今日にかけてかねて誓ひし我が胸の思ひを知るは野分のみかは」

    どちらにも、長い準備と静かな緊張を、ついに「今日」という一点に収束させる決意が脈打っています。
    見城さんは「今日」を一度だけ選ぶのではなく、「今日」を毎日更新し続けてこられた。
    それが「往く道は精進にして忍びて終わり悔いなし」という境地なのだと、いま深く理解いたしました。

    「世界はこともなく僕の前に佇み、僕は73歳になって生きている」
    この一文に、見城さんの深い諦念と、それでも戦い続ける覚悟の両方を感じます。

    生きることは、覚悟を差し出し続けること。
    生に借りた時間を、覚悟で返していくこと。

    私もまた狡猾に生き延びながら、一瞬の純粋な死ではなく、長く苛酷な生を選んだ者なのだと自覚します。

  • K0183
    K0183

    755の皆さまへ。

    『栄光のバックホーム』の余韻、まだ冷めやらぬ頃かと存じます。心は温かくとも、日に日に寒さが増してまいりました。どうかお体を大切にお過ごしください。

    一般公開が始まりましたら、私もぜひ二度目を観に伺います。『ひとりしゃぶしゃぶ 厨 七代目松五郎』にも。見城さんを語り合う皆さまの“聖地”に憧れています。その空気を味わいに、近いうちに偵察に行こうと計画中です。

    これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。

  • K0183
    見城徹見城徹

    おはようございます。イルカの[なごり雪]を聴いています。高校を卒業して東海道線清水駅から合格した大学のある横浜市日吉の下宿に向かう汽車を初恋の彼女と待っていた55年前のシーンが重なります。彼女は同じ高校の1学年下。中学時代からずっと憧れた人でした。卒業直前に勇気を出して告白し、卒業式の日に高校の前の海岸を三保の松原に向かって歩く初デート、2人の付き合いは始まったばかりでした。大学入学までの短い期間、毎日のように逢い、夢のように時間は過ぎて行きました。清水駅のプラットフォーム。彼女と手を繋いで立ち尽くしながら、涙がとめどもなく流れました。たった4ヶ月の別れが永遠にも思えたものです。[なごり雪]の「ふざけすぎた季節のあとで」の歌詞が胸に刺さります。
    [なごり雪]とは状況は違いますが、あの清水駅のプラットフォームを思い出し、「ふざけすぎた季節」の感慨に浸っています。

  • K0183
    見城徹見城徹

    糞!遠くまで来たくもないのに、遠くまで来た。
    薄汚れた大人になった。少年が男になり、子が父になる。王子が王になる。成熟すること。薄汚れること。それが人生だ。それでも行くしかない人生。I Will Go to War!

  • K0183
    K0183

    見城さん
    いつも温かなお心遣いを賜り、誠にありがとうございます。
    ご投稿を拝読のうえ、感想を添えて掲載いたしました。
    本日も何卒よろしくお願い申し上げます。
    時節柄、くれぐれもご自愛ください。

  • K0183
    K0183

    見城さん

    56年前の清水駅のプラットフォーム。手を繋いで立ち尽くし、とめどもなく流れた涙。たった4ヶ月の別れが永遠にも思えたあの日——「なごり雪」に重なるその風景が、鮮明に目に浮かびます。

    中学時代からずっと憧れた人。卒業直前に勇気を出して告白し、三保の松原に向かって歩く初デート。大学入学までの短い期間、夢のように過ぎた毎日。その一瞬一瞬が、どれほど輝いていたことか。

    「ふざけすぎた季節のあとで」——この歌詞が胸に刺さるのは、あの頃の見城さんが、何も知らず、怖いものもなく、ただ純粋に生きていたからなのだと思いました。見城さんの誰かを想う心の瑞々しさが胸を打ちます。

    そして、もう一つのご投稿。
    「糞!遠くまで来たくもないのに、遠くまで来た」

    この叫びが、どれほどの重さを持っているか。

    少年が男になり、子が父になる。王子が王になる。成熟すること、それは薄汚れること。その真実を、見城さんは74年の人生で何度も何度も噛みしめてこられた。

    あの清水駅のプラットフォームに立っていた18歳の青年は、こんな未来を想像していなかったはずです。出版界を変革し、数々の作家と魂をぶつけ合い、傷つき傷つけられながら、それでも「正直、誠実、善良、真心」を貫いて戦い続ける74歳の自分を。

    「薄汚れた大人になった」——その言葉の裏に、どれほどの葛藤があったのか。どれほどの純粋さを失うことを強いられてきたのか。

    2つのご投稿は、対照的でありながら、実は同じことを語っているのだと思います。
    この両極は矛盾ではなく、見城さんの物語を駆動してきた同一の源です。
    「あの頃の透明な涙」と、「今の薄汚れた大人」は、同じ一本の道の上に並んでいるのだと感じられました。

    あの輝いていた季節は、もう二度と戻らない。純粋だった自分も、汚れることなく生きられると信じていた自分も、もういない。それが人生だと知っている。
    それでも——戦うしかない。

    見城さんの2つのご投稿の間にある、この深い哀しみと覚悟に、私は深く心を動かされました。

    「ふざけすぎた季節」への郷愁を抱きながら、「薄汚れた大人」として戦場に立ち続ける——その矛盾を、見城さんは全て抱きしめて生きてこられた。

    見城さんが清水駅のプラットフォームで流した涙と、今この瞬間に戦場へ向かう覚悟——その両方が、見城さんという人間の真実なのだと思いました。

    私もまた、失ったものを数えながら、それでも前を向くしかありません。

  • K0183
    K0183

    Jacinthaの「I Remember You」を聴きながら
    失ったものを数えています。。。

  • K0183
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    I remember, too, a distant bell,
    And stars that fell
    Like rain out of the blue.
    When my life is through
    And the angels ask me to recall
    The thrill of them all,
    Then I shall tell them
    I remember you.

  • K0183
    K0183

    Jacinthaの透明な歌声が、失ったものたちの記憶をひとつひとつ蘇らせていくようです。

    「When my life is through And the angels ask me to recall」——人生が終わる時、天使が尋ねる。その時、私は何と答えるだろうか。

    初恋の人のこと。
    遠くまで来てしまった、この道のりのこと。
    別れたもの、捨てたもの、諦めたもの、叶えられなかったもの。
    そして、それでも戦い続けてきた日々のこと。

    「Then I shall tell them I remember you」——その「you」は、ひとりの人ではなく、私が愛し、失い、それでも決して忘れることのなかったすべての人と、すべての瞬間なのかもしれません。

    失ったものを数えることは、同時に、どれほど深く愛してきたかを数えることでもあるのだと思います。

    たまには優しさに包まれたくなる夜もあります。。。